試されて露わになる時
こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
本日はこちらの投稿をご紹介します。
投稿者は人事採用を念頭にこの言葉を投稿したようです。
「信頼できる人かどうかは、時間をかけないと分からない」
人事採用に限らず、どの人間関係にも当てはまることだと思いました。
上部を取り繕うのが上手な人が世の中にはおります。
言っちゃあなんですが、採用面接なんて互いに化かし合いな所がありますよね。
取り繕うことが全く不要とは言わないけれど、中身が伴わず、口先が上手な人が評価されるのを見ると何とも残念な気がします。
しかし、そのような人は、時間が経つごとに、場面を経るほどにメッキが剥がれるものです。
自分がリスクを負っていない場面であれば、何とでも言えます。勇ましいことも、優しいことも。
しかし、自分が重荷を背負ったり、立場が危うくなった時、言わば「試し」の場面に遭えば、本性が出るのは避けられません。
出会って間も無い人をいきなり試すわけにもいきません。
ですから、その時が来るまでは、本当のことはわかりません。
試しの時がやって来て、そこでどんな言葉が、行動が出てくるか。
余裕が奪われる場面で、他者にどのように振る舞うか。
誰にとっても難しい場面であるのは当然です。
しかし、普段は露わにならないだけに、露わになったものの信憑性は高いです。
慌てふためいてもいい。
混乱したっていい。
その上でどうするか。
自分のことだけでなく、他者のことも考えるのか。
保身ばかり考えていないか。
その場面でも気遣いを忘れないか。
露わになる時=試される時。
都合良くやって来ないから、時間をかけて関わっていないと分からないのは当然のことだと思います。
持論ですが、咄嗟の言行こそ、その人となりを表すように思えてなりません。
内側にあるからこそ、直ぐに出てくるのです。
いや、「出てきてしまう」と言うべきか。
故に、内面は常に磨いておいて損はないと思います。

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