言葉の綺麗な人

こんにちは。

前職のソーシャルワーカーにしても、今のカウンセラーにしても、「言葉が命」の仕事であると認識をしております。

両目に投影された映像を心の中で一つに重ね合わせ、両耳に響いた音を心の中で一つにまとめる。この心の中でまとめられた外的事象のイメージを『表象』と言います。

例えばこのブログでも文字や文字を読み上げる音声などの「言葉」によって心に思い浮かべられる「表象」があり、この表象を感じ取って心の中でたくさんの「相互作用」や「化学反応」のようなものが起き、その感覚をまた誰かに伝えるのに「言葉」を用います。

言葉とは誰かに伝える「外言」でもあり、自分自身の心のなかで用いる「内言」の側面もあります。

小難しいことを言わなくても、人は複雑に言葉を用いて感じ取っていることです。カウンセラー等に限らず仕事や家庭や沢山の場面で人は何らかの形で言葉を交わしており、そのたくさんの言葉の中に人はあるのだと思います。

人を支援する立場になって自分の些細な一言が相手を励ましもするし、傷つけもすることを知りました。その逆も然りで、言葉に敏感であるほどに相手の言葉に傷つくこともあることも知りました。

言葉の力を認識するほどに言葉の綺麗な方は素晴らしいと思うようになりました。言葉が綺麗な方はその綺麗な言葉の故に相手を不快にさせることがなく、むしろ相手を癒すほどの雰囲気や包容力すら持つことがあります。「礼儀とは相手に対する思いやり」と言う言葉を聞いたことがありますが、綺麗な言葉を受け取ると自分が大切にされているように感じられ、それが思い遣られていると感じられるのではないでしょうか。

勿論、形式的に丁寧に見えても心が伴っていなければそうはならないでしょう。言葉の発する雰囲気によって言葉の裏側にある心が本当かどうかは相手に驚くほど伝わるものだと思います。

言葉によって人の心の中に表象が作られます。言葉は心の中に入り込むものでもあると思います。図らずとも綺麗な言葉によって相手に良い表象が作られたのであれば、それは立派な思いやりでもあると思います。

言葉の綺麗な人、それは自分の永遠の目標です。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
あなたのミカタ(味方となり、強みを再確認し、見方を再構成し、やり方を一緒に考える)となって、ソーシャルワーク&カウンセリングを駆使して、あなたの今ここからの歩みをお手伝いします。