意思疎通の難しさとその面白さを探る

こんばんは。

支援者への支援(援助職のためのカウンセリング)の結い心理相談室(青森県八戸市)です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

意思疎通は誤解の連続

本日はこちらの投稿を紹介します。
支援者(援助職)なら、きっと共感してくれる...かな?

意思疎通

どんなに丁寧に説明しようとしても
必ず誤解は生じます。

誤解を生じさせないために
回りくどくなって、話が長くなってしまいます。

「お分かりいただけましたか」と訊くと
話が複雑だったと言われることもある...。

簡潔にすると
相手の解釈する余地が増える

すると、こちらが意図した内容じゃない伝わり方をしてしまう。

話し方にもクセがあり
受け取る方にもクセがある。

意思疎通は双方向の作業なんですよね。

だから、一度きりの会話では
本当に理解するのは難しい。

常日頃から
その人がどんな価値観や考え方をしているかを知る必要がある。

常日頃から
その人が発言に基づいて、どんな行動をしているかを知る必要がある。

もちろん、普段からどんな伝え方をしているかも。

つまり、発言の前後の文脈が大事。

前後の文脈とは
会話だけじゃなく、平素からの言動という意味です。

言行一致にせよ
現行不一致にせよ

その行いも含めた全体を見ると
その人の背景も相まって、発言が伝わりやすい。

意思疎通って深いんですよね。

理解する方だけでもこれだけ大変なのです。

「分かり合えた」という結果にも
誤解が多分に含んでいるかもしれない。

しかし、合意していく中でその誤解を解消していくのも楽しかったりする。

「分かり合えた」とは
ある種の奇跡のような積み重ねの連続の結果。

たとえそこに誤解があったとしても。

「伝える」と「受け取る」
時に逆になって「質問」して「答える」

共に積み上げた関係が強固なら
その関係性自体が一番の収穫だったりする。

難しくもあり、楽しくもある。
それが意思疎通かな。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市を拠点に普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と支援者への支援(援助職のためのカウンセリング)をご提供しております。

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