人は話したい生き物
こんにちは。
こんな記事を見つけました。
(引用開始)
『4年前、心理カウンセラーから言われた「人はもともと話したい生き物なんです。その欲を抑えて、人の話を黙って聞ける人はあまりいません。本当に会話が上手な人は、自分の話をあまりしない人なんですよ」って言葉を今でも覚える。相手の「、」で割り込まず、「。」まで聴く。シンプルだけど大切な考え』
(引用終了)
個人の実感としては、日常会話の中で相手の話を遮らずに黙って聞くのは、簡単ではないと思います。相手の話を聞くことで自分の中にもたくさんの化学反応(いろんな考えや気持ちが湧く)が起きてきて、つい口に出したくなってしまいます。それを自覚しつつ、あえて自制するのは人によっては苦痛に感じるようです。
実践場面では、ただ黙って聞くだけでないカウンセラー側からの言語・非言語の反応表出が必要でもあります。それでも、まず「聴く」は基本だと思います。
あと「人はもともと話したい生き物なんです」には同感です。コロナ前の場面ではありますが、ある支援者を対象にした研修会にて、出席者は最初は緊張してか皆が言葉少なめであってもグループワークでアイスブレイクが始まると大概賑やかになって制限時間では物足りなくなるほど・・・というのはよく目にしました。特に「話しても大丈夫なんだ」という安全性や雰囲気を感じると結構話し止まらなくなります。他者の話しにさらに刺激を受けて「自分も自分も」といろんな相互作用が起きるから端から見ていると面白いものです。
そうなんです。人って話したい生き物なんです。
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