面接は消耗します
こんにちは。
『援助職のためのカウンセリング』の結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
「ん?」と思った方
多分、「リンース」は「リソース」だと思われます。
「脳の資源を消費する」
つまりは、脳が疲労するということを言いたいのだと思われます。
そして、その内容はそのとおりで
すこぶる同感です。
援助職の皆さんも面接の後にどっと疲れることはありますよね。
クライエントの抱えている問題が、定番・定型化されたものだと
対処方法もすぐに思い浮かぶので、負担感は少なくて済むかもしれません。
しかし、ちょっと対応が難しいクライエントだったり
初めて直面するような問題だったりすると
かなり疲労しませんか?
事前情報が何もないクライエントに対して
自分で一からアセスメントして援助計画を立てるとなると
それなりに疲労しませんか?
いわゆる新規ケースは
個人的には、一日二件もやれば、へとへとでした。
1回目の面接
2回目の面接
言うまでもなく1回目の方が脳のリソースを使います。
2回目は、前回の面接を踏まえているので対応しやすいです。
2回目が気遣わなくていいという訳ではないのだけれど
既視感があると、脳もそれほどリソースを消費しません。
もちろん、モノによるけど。
何にせよ、初回面接の後のどっと来る疲労感は
援助職なら、みんな経験していると思います。
それが楽しく、やりがいもあるのだけれど
毎回、そうはならないことも、経験者なら皆知っていることです。
他人への気遣い。
言い換えて、相手との波長合わせ。
どんな構え、口調、言葉遣いが相手に最善か。
話す速度、話す内容、相手が気にしている点は何か。
面接中は、全方位にセンサーを張り巡らすので
特に、何かをしたという事がなくても、疲労するのです。
これも「脳のリソースを消費する」状況だと思います。
肉体労働ではないから?疲れない?
いえいえ、十分過ぎるほどの精神的労働です。
そして、頭が疲れると
体もすごく疲れますよね。
忙しい援助職は
日々、この連続だと思います。
だからこそ、しっかりとメンテナンスしましょうね。
あなた方は、とても脳のリソースを消費する作業を日々行なっているのです。
この自覚が大事じゃないかな。
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