「忙しい」に気を付けろ
こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
昔の自分は
忙しいが大好き
暇は嫌い
でした。
でも、段々とそんなに急かせかと動くのも
どうなのかなとも思うようになりました。
忙しいと、時間があっという間に過ぎる。
忙しいと、「やった」気になれる。
「忙しい自分ってすごい」と勘違いしてしまう。
「忙しい」には爽快感もあって
時には、ある種の依存性すらあると僕は感じます。
短期的にそれを楽しむのは
分かってやるなら、アリだとは思います。
それでも無自覚に「忙しい」に浸かりっ放しには
気をつけた方がいいと思います。
「需要があっていいじゃないか」という見方も確かににあります。
しかし、「忙しい」にどっぷり浸かっていると
目先の忙しいに、ただただ追われ続ける。
最初は、良いものと感じてしても
「忙しい」に自分が使役させられてしまう。
特に、「今、自分が取り組んでいるその作業や業務」が
本当に妥当なのかを考えなくなってしまうのが恐い。
実は、本当は忙しくするべきではないことに忙しくなって
本当に考えるべき、やるべきでないことに没頭してしまっているかもしれない。
「忙しい」には、手応えもあったりするから、人を没頭させてしまう。
気が付いたら、数ヶ月、数年が経っていたということもある。
「そんなこと、本当にあるの?」
そう思うかもしれないけれど
時間が経って、振り返った時に
あまり「実」となるものが残っていなければそうなっているかも。
ちなみに、僕がいう「実」とは
知識や能力の習得、それを培う経験を蓄積できていること。
同時に心身の健康も保てていること。
可能なら、自分より優れた人や良き仲間との出会いがあること。
本当の意味で、得難い財産が得られているなら良いのだけれど。
もっとも、忙しい時にそれらを考えるのは簡単ではありません。
「忙しい」には妙な魅力があります。
同時に、「忙しい」はとんでもない「時間泥棒」の側面があります。
実際、時間があっという間に過ぎるから。
時間は、とても価値があるんですよね。
その「忙しい」は、本当に費やす価値があるのか?
少し考える癖をつけてみてはいかがでしょうか。
「そんなの判断できないよ」
これも、ごもっともな意見だとは思います。
ただ、人生の質に向き合った分だけ
ちょっとずつ分かってくると思います。
今の「忙しい」が終えた時に、自分に何が残るか?
敢えて考えることは大事だと思います。
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