それ、ストレス信号
こんにちは。
援助職のためのカウンセリングの結い心理相談室です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
ちょっと、ドキッとしたSNS投稿。
「職場では食欲ゼロだが、帰宅後は怒りのドカ食い」は、まさに僕の場合がそうでした。
昔は、朝食をきちんと食べておりました。
それが、いつからでしょうか。
朝、起きた時から、憂鬱と緊張が始まって、胃が受け付けなくなるのです。
コーヒーだけは、ずっと飲んでおりましたが...。
その内、朝の歯磨きを始めると、一気に頭の中が仕事モードになって、「あれも、しなければ。これも、しなければ。あれを忘れていた。」と、焦るように出勤したものです。
昼食は弁当を食べておりました。
腹は減るのですが、正直、食欲はあまり湧きませんでした。
しかし、食べなければと思って食べますが、相変わらず胃はあまり受け付けてくれません。
おそらく過度の緊張状態が続いているのだと思います。
多分、心から安心できていないと、緊張状態が解かれないと、交感神経優位のままで駄目なのだと思います。
ちなみに、ちっとも少食ではありません。むしろ大食いです。
仕事中の過緊張、その他のストレスを埋める手段...
それは、帰ってからのビールとつまみです。
用意された夕食以外に、多めのつまみを買いに行くので、結構な量を食べていたと思います。
まさしく「ドカ食い」。
最初からこうだった訳ではないのですが、仕事の負荷がかかるほどにひどくなっていったと思います。
自分でも良くないとは分かっているのですが、これは意志でどうにかできる問題ではなかったように思います。
食べることで、あらゆる憂さを晴らそうとしていたのですから。
ただ、飲み過ぎれば体に悪く、次の日の朝、かすかな倦怠感を感じるのがいつも嫌でした。
できれば、こういうのはしたくないんだけど。
立派な依存症予備群だったと思います。
今、思えば、かなり仕事の負荷がかかって、危険だという「しるし」であったと思います。
どの職種であっても、援助職でも例外ではありませんよ。
僕はMSWでしたから、僕と似たようなクライエントはしばしば目にしたものです。
結果的に、激務から解放されたら、不思議と心身がそこまでの「ドカ食い」を欲しなくなりました。
今では...実はもう何年も飲酒しておりません。
喉の渇きとビールの喉越しを思い出す時は炭酸水です。
「何だ、ビールは必要なかったのか」と意外な発見でした。
憑き物が落ちるとは、まさにこのこと。
度を越した何かを欲する時は、かなりのストレスを抱えている時かもしれません。
「これ位、皆、頑張っている」
「この位のことで・・・」
そんな気持ちに本心がかき消されることもあるかもしれませんが、「そうでもないかもしれませんよ」と申し上げたいです。
仮に、それで5年、10年乗り切ったとしても、その後に体がボロボロになったら元も子もありません。
定年を迎えても人生はまだ続きます。
定年を迎えていなくても、元気でなければ何もできなくなります。
だから、少しでも心身の負荷は軽いに越した事はないと思います。
今のあなたは大丈夫ですか。
もしかすると、「それ」、ストレス信号かもしれませんよ。
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