話してくれてありがとう
こんにちは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリングの結い心理相談室です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
人の話を聞く仕事の僕だけれど、実は人に相談するのは苦手な僕。
だから、逆に、勇気を持って相談してくれた人の気持ちに妙に共感してしまう。
「こんなこと話して良いのかどうか」
「こんな話をしたら、ドン引きされるかもしれませんが」
大概、そう言われる方のお話は、とても誠実で大事な悩み事だったりします。
そう言えば、昔、上司にしょうもない僕の私的心情を相談した事がありました。
「しょうもない」とは言っても、その時、僕は同僚とのやり取りで結構、心をえぐられていたのです。
上司に話すようなことでもないと思いつつも、話さずにはいられなくなりました。
普段は気難しい(と、僕が思っていた)上司が、「話してくれてありがとう」と言ってくれました。
「えっ、今、何て言った?」
口には出しませんでしたが、正直、驚きました。
どうやら上司には、僕は人を頼らない人物と思ったようでした。
その僕が、思いがけず個人の心情を話してくれたので、私を頼ってくれてありがとう、と思われたようです。
僕にも、ただただ聞いてくれたのがありがたかったです。
もちろん、悩みの原因は他者にあるのですが、僕には味方がいるのだということだけでも、ただただ心強く、嬉しかったのです。
あの時の気持ちを、ふと思い出しました。
あの時の温かさに、どれほど助けられただろう。
僕自身も誰かの助けを借りることもあります。
同じ位、あの時のように誰かの助けにもなりたいのです。
「話してくれてありがとう」
優しく、温かい言葉です。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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