大きいものに勝つために
こんにちは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリングの中田雅也です。
名人のコツ。
一見、当たり前かもしれない。
しかし、その当たり前を多くは忘れたり、実践できていなかったりする。
基本に忠実。ただそれだけが最強だったりする。
例えば、こちら。
ソーシャルワークの理論に問題解決アプローチというものがあります。
ごく端的に言うと、問題解決の過程において、クライエントの自我機能を安定させて、問題を小さく切り分けて、対処可能なものとしていきます。
そして、問題解決を動機付けたり、その機会を提供することで対処力を高めて、主体的に問題を解決できるように支援するというものです。
それに似ていると思いました。
小難しい話はさておいて、キングスライムの例えは分かりやすいですね。
小さく分割していくとのやり方は、古くはデカルトの方法序説、近年ではトヨタ式仕事術でタスクの細分化など、似ているやり方が見られます。
厳密な所はともかく、小さく細分化していくとのやり方は、古今東西、共通しているのではないかと思いました。
僕が記憶している「ドラクエ4」では、キングスライムのHPは150。
一方、スライムのHPは8。
キングスライムに勝つのは大変だけれど、スライムとの戦闘なら、何回繰り返しても勝てるはず。
そう思えます。小さくすれば何てことはありません。
「何とかなる」と思えることが大事ですね。これだけで心が軽くなります。
そう言えば、宮本武蔵を描いた漫画バガボンドにて
一人が多数と戦う時の心得について、以下のように武蔵は言っております。
一番いいのは 多勢に無勢の闘いなどしないこと(略)
そうもいかないときは...色の違う所から崩す いちばん出来る者をまず斬る
そうすると全体に動揺が広がり集団が案外脆く崩れることがあります
多数がひとつの命をなしている集団はめったにいない
バガボンド
なかなか、面白い視点ですね。
僕は集団を束ねる立場にあったので、組織が一つの人のように機能することについては、如何に難しいかはよく分かります。
人の集団は、強い人を頼みにする傾向があるので、そこが不在になると、意外と機能が低下すると思います。
もっとも、別に集団と戦うわけではありませんが...。
言わば、個々が全体を作る状態(システム)を、元の個々に分けていくような(分割)視点だと思います。
ドラクエ、ファイナルファンタジーなどのゲームに置き換えると、やはり分かりやすくて
合体して強敵に見えても、少しずつ部分を倒していくと、強敵も強敵ではなくなります。
現実の大きな問題、課題、仕事も何かしら分割できるので原理は同じだと思います。
一気には勝てなくても、大丈夫。
分割すれば、個々には必ず勝てるから。
あとは上手に分割して、対処していきましょう。
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