仕事≠人生
こんにちは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリングの中田雅也です。
かつて仕事人だった僕。
仕事を頑張る人自体はたくさんいるだろうけど、仕事人間になるということは「仕事の出来・不出来」が「自分の存在価値」と同じようになってしまうということ。
大概、仕事に全エネルギーを注いでしまうから、心身ともに疲弊するし、仕事以外の人間関係は疎かになる。
何より、「仕事が上手くいかない」と感じると、自分の存在価値も感じられなくなる。
仕事人間になるということは、そんな危うさを秘めております。
仕事人間になりたくなくても、長時間労働が続いたり、そうではなくても四六時中、仕事のことばかり考えるようになると、図らずも片足を突っ込むことになります。
だから、仕事だけに時間を奪われてはいけない、とは僕の強烈な教訓です。
昭和の時代には「モーレツ社員」「24時間戦えますか」という言葉がありました。
今の若い人には信じられないかもしれないけど、本当のことです。
その人たちが、社会の発展を支えたのは間違いないだろうけど、その裏で失われたものがたくさんあったはずです。そういったことも伝えられて然るべきだと思いますが、当時は仕事にのめり込むことは美徳ですらあったように思い起こされます。
僕が10代の頃、週刊少年ジャンプで漫画が「休載」するなんて、まず見たことがありませんでした。
今は、どの雑誌でも定期的に休みをとって休載するのは普通になったように思います。
よくよく考えれば、発想というのは、大概、休息して、良い意味で気持ちが緩んでいる(リラックス)時に浮かぶことが多いと思います。肩に力を入れて、集中してもあまり良い発想って出てきません。意図してない時ほど、思いがけず良いものが出ることもあります。
人間は機械ではないのだから、定期的に成果物を出すことを過度に求めるべきではありません。調子が良い時もあれば、悪い時もあります。
何を言いたいかというと、無理はいけませんよということ。
残業も、残業が出るのが常態化したら本来の残業とは言えません。
この言葉のとおりです。
ただ、若い内は特に、負荷をかけて頑張りたい時期があるのも分かります。そう思った時はぜひ頑張ってください。但し、時間の全て、労力の全てをいたずらに費やさずに、成果を出すためにどうすると良いか、頭を使って、しっかり計算しましょう。
それ自体、最初から上手くはやれません。無駄だった、失敗だったというたくさんの試行を経て、やがて最短が分かるようになるのです。
これも、実は僕の教訓の一つです。頭を使わず、気合と根性に走る時ほど、成果は出ません。断言します。
社会人になると、多かれ少なかれ、仕事が人生の中心になってしまいます。
一日24時間、睡眠時間を除くと、食事や入浴等を除くと、仕事と通勤に時間のほとんどを費やしているのだから、それも仕方がありません。
しかし、だからこそ「歯止め」が必要なのです。確かに稼がなくてはいけないのですが、限度があります。
時々、「仕事のために生きている訳ではない」と自分に言い聞かせてください。
時々、「自分の人生の目的ってなんだろう」と考えてみてください。簡単に答えが見つかるわけではないけれど、仕事以外の「何か」に目を向けることも大事だと気付くきっかけになると思います。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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