あなたに最適の世界がある
こんにちは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリングの中田雅也です。
みにくいアヒルの子という童話があります。
子どもの頃、この絵本が自宅にあったと記憶しておりますが、肝心の中身は全く記憶しておりません。
題名と童話だという知識だけ。
最近、改めて読んだら、その深い中身に驚きました。今の大人が読んだらいいのに・・・と本気で思いました。
アヒルの群の中で、他のアヒルと異なった姿のひなが生まれた。
アヒルの親は、七面鳥のひなかもしれないと思う。周りのアヒルから、あまりに辛く当たられることに耐えられなくなったひな鳥は家族の元から逃げ出すが、他の群れでもやはり醜いといじめられながら一冬を過ごす。
生きることに疲れ切ったひな鳥は、殺してもらおうと白鳥の住む水地に行く。しかし、白鳥たちの意外な反応にひな鳥は水面に映る自分の姿を見る。
いつの間にか大人になっていたひな鳥は、自分がアヒルではなく美しい白鳥であったことに気付くと、それまでの悲しみから解放される。
ウィキペディア
あるユーチューブ番組制作者が「自分は社会不適合者だ」と、恐るべき言葉を口にしておりました。
曰く、自分は創作が好きで、決められた仕事を、割り当てられた仕事を淡々とこなしていく会社員は絶対できない、と。
毎朝、出勤して、八時間勤務して、それを週五日も続けられない。実際、会社員をしていた時の自分は「ポンコツ」だったと。
それがユーチューブの仕事をするようになってから、水を得た魚のように、自由に伸び伸びと、仕事ができている。
そのような主旨のことを言っておりました。
脱サラして、個人事業主になった僕としては、言っていることが分かるような気がします。
会社員として、強すぎる自我や平均的ではない能力分布は、会社員として生きるには不便が多いと思います。同僚との協調、上司との関係に支障をきたすからです。
勤めていた時、僕は周囲との協調こそ働く上でもっとも重要な能力で、次いで仕事を遂行する能力だと信じて疑いませんでした。
しかし、個人事業主になると、協調などほとんど必要ありません。基本。独りだからです。
それよりも遂行する仕事の枠組みを作ることから始まります。慣れない人には大変だと思います。また、何をしたいか、どう作るかの、無から有を作るような発想力や創造性こそ求められます。
勤めていた時にはあまり求められなかった能力こそ、最も重要なのだと気付きました。
ちょいとクセのある人こそ、こういうのが得意だったな・・・と昔を思い出しました。
いろいろな世界を経験することは、視野を広めることになり、非常に有意義だと思います。
ある一つの世界(社会)の常識は、その狭い領域の常識でしかなく、そこで「そこそこできる」と思っても、他の世界(社会)に行けば、規定(ルール)が異なることが多いので、全く役に立たないこともあります。
つまり、環境が変われば「優秀な人」も「ポンコツ」になりかねません。受動的世界の優秀と能動的世界の優秀とでは、その中身は別物です。
まるで、みにくいアヒルの子の世界です。
「自分なんて」と悲観することがあっても、自分に合う、自分の性質が求められる環境に行けば、「とても素晴らしい」と看做されることもあります。
こういうのも、一つの「井の中の蛙」かもしれません。
世界は広いのです。一つの世界でどうしても行き詰まるなら、外に飛び出すことを勧めます。
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