まず自分の感覚を信じろ

こんにちは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリングの中田雅也です。

目の付け所が良い人がおります。

どうやって、それに気付けたのだろうかと思うような、熟練者でもなか言えないようなことを見出だす人が。

藤田は、これから活躍しようという若手のタレントなどで、収録が始まる前にマネジャーから「爪跡残してこいよ」とねじを巻かれているのよく目撃するという。

収録後も「なんでからみに行かなかったんだ」と言われていることもあるそうで、「そうなっちゃうと、ただマネジャーの好きなタレントができあがっちゃうだけで、その子の個性とかじゃないじゃないですか。そうなると売れないなって」と説明した。

デイリー

2年以上前の記事を、たまたま見つけたのですが、たいした眼力だと思いました。

正直、今どきの若い芸能人としか思っていなかったので驚きました。

人生経験積むと、全くの門外漢だけど、言っていることが何となく分かります。

訳も分からず、ただ、そこで「こうしろ」と指示だけ出されると、何故そこでそのような行動をしないといけないのかが、そもそもわかっていないので結果的に成果が出ないことは僕も経験したことがあります。業種、事柄は、違いますが。

例えば、ある人が研修講師デビューするとして

人は良かれと思って、新人講師にいろいろな助言をしたがります。

「最初は笑いをとって流れを掴め」と言う人もいます。もし、そう助言されても、僕なら絶対無理です。あきらかに、そういうのをやれる性質(個性)ではないから。

しかし、「なぜ、笑いをとらなかったのか」と詰められても、「自分の個性に合ったやり方ではないのだから出来ない」とは言えなくて、それすらも認識できずに、「できなかった自分」に無駄に落ち込み、躓く・・・といったことは、現実に起こり得るのです。

先の助言のように、むやみに型にはめると、その人の個性を台無しにするので、それによって、できるものも、できなくなることがあります。

確かに、一定の型や特定の箇所での具体的な指示が大事な場合もあるのです。
しかし、やはり演者の性質(個性)と、その時の聴衆の雰囲気の組み合わせは、唯一無二で、固定的な助言、指示は、その場に合わないことの方が多いと個人的には思います。

何より、演者の目に見えているもの(感受できているもの)は、演者にしか分からず、自分の感覚を信じて、処理できるようでないと、いつまで経っても自分のすることを心許ないと感じてしまうと思います。

個人の経験を踏まえてですが。

カウンセリング、コーチング的な言い方になりますが、引用の場面では、一緒に振り返ったら良いのに、と門外漢ながら思ってしまいます。

そこに立たなければ分からない景色があり、「立ったことがないから言うな」と言う訳ではないけれど、立った人が自分の感覚を信じられるようにしたら、違った将来が来るかもしれないと思わずにはいられないのです。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
あなたのミカタ(味方となり、強みを再確認し、見方を再構成し、やり方を一緒に考える)となって、ソーシャルワーク&カウンセリングを駆使して、あなたの今ここからの歩みをお手伝いします。