まずは防御から
こんにちは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリングの中田雅也です。
以下のSNS投稿は、表示数が多いので、気に留めた方が多いと思われます。
かく言う僕も、その口です。
僕も三十代後半までは、何事も(特に批判は)一旦受け止める、というやり方でやってきたと思います。
ただ、身が持たないのですよね・・・。
いわゆる厳しい言い方をする人が、自分にも厳しくて、高い水準を求めているのであれば良いのですが、残念ながらそんな人は滅多にいません。往々にして、自分には甘かったり、ただはけ口を探して言っているだけだったり・・・。
そんなことが多いのが事実です。
そうかと言って、耳や心に蓋をしてしまうと、大事なことを見落としてしまうこともあります。
稀に、本当に大事な指摘をしている場合があるので、要注意です。
この見分けが実に難しい。
ちなみに、悪意的に攻撃してくる人も、実にもっともらしい言い方をしてくるので厄介です。
「自分の力が足りない」
「自分が悪い」
そのように思うのは実は簡単です。また、自分がそのように折れていれば、無難に事は運ぶと言う処世術が働いている場合もあります。
仮に、相手が正当に、本気で自分を思って指摘しているのだとしたら、安易にへりくだるような姿勢を取るのは良い事でしょうか。
厳しい言い方になるかもしれませんが、不誠実だと思います。
それは本気で受け止めたことになるのか、と。
要は、相手の言い分が正当なのか、妥当なのかを詳しく知る必要があります。
「ご指導」の内容が、何に照らして「良くない」と言っているのか。
それを「どうすると良いのか」。
改善をするのは「本当に自分なのか(自分でなければならないのか)」。
自分の経験年数や熟練度、力量に対して、達成可能だと見積もって言っているのか。
相手の言い分を本当に自分が引き受けるべきか、を見定める必要があります。
往々にして、一対一の会話だと、力のある方に丸め込まれ、言いくるめられるので要注意です。
その検証をするのに、他者の力を借りるのも有効です。むしろ、一人でこれを上手くやれる人の方が稀かもしれません。
相手の主張の判断過程を良く聞かないで、「自分が悪い」と安易に思うのは、真の問題解決には繋がり得ず、また、いたずらに自分を傷つけるだけで終わってしまう危険があります。
「自分本位」「エゴ」を前面に出して、防御するのが苦手であれば、理性を最大限に働かせて、「あなたの言っていることをもっとよく理解させて」と入って、内容に理屈が通らないなら、「これは妥当ではありませんね」と突っぱねるのも良いと思います。
そもそも筋道が通らない話なら、解決のしようがありません。
残念なことに、理不尽なことを言う人が多いのも事実。
理詰めで考えるのも、結果的に防御になりうるのではないかと思います。
皆が善人ではないのだから、自分を守る術を身につけるのは、このご時世は不可欠なのかもしれませんね。
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