子離れの季節
こんにちは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリングの中田雅也です。
年度末ですね。あと一週間もすれば新年度。
自分が新社会人になった時、4月1日は日曜日、4月2日月曜日が初出勤で前日から緊張していた記憶があります。
僕の身内もその状況を迎えております。
彼も同じような気持ちを味わっているだろうか・・・しかし、親子であっても性格は別。
僕とは違う気持ちを感じているかもしれないし、僕よりも要領がいいから、上手く乗りこてくれると信じて。
年度末・年度始めは、就職、進学の時期。
それは、親の子離れの時期でもあると思います。
僕は子とべたべたするのは好きではないので、どちらかと言うと遠くから見守る距離感です。
それでも離れて住む時は一抹の寂しさがありました。むしろ、子の方がワクワクしている様子でした。
それは子が順調な証拠。親がぐずぐずしていたら、彼は安心して旅立てないでしょう。
成人になった息子を見ながら、大きくなったもんだと思わずにはいられません。
生まれた日のことを忘れたことはないし、不思議な程に幼児の頃の姿が妙に思い出されます。
その理由は自分でも分からないけど、ただ、大きくなっても、親は子供の頃の姿を忘れてはいないということ。
僕の所もこんな感じです。
親目線に、なんだか感情移入してしまいます。
これからは、仕事を背負い、生活をかけて働き、成人としての課題にたくさん向き合っていくことでしょう。
大変な思いもするかもしれない。絶望を感じることもあるかもしれない。
必死に立ち向かうことを学ぶだろうし、必ずしも真正面からぶつかることが全てでもない。
それらは、向き合って、覚えていくこと。
適度に苦労し、学んで、成長していって欲しいと思わずにはいられません。
いろいろな思いを秘め、親はただ遠くから見守るのみ。
一応、長きに渡った子育てが終わりを迎えます。
「これで良かったのか」「もっとできたことがあったのでは」「あの時、こうすれば」
そんな思いが、無い訳ではありません。しかし、やれたことが全てであり、自分の精一杯をやったと思うより他はありません。
子供が小さい頃、先輩方に言われた言葉。
「子育てできる時には限りがある。精一杯、楽しんで。」
頭では理解していたつもりでしたが、その本当の意味は終えてから気が付くものです。
やっている最中は、必死でそんなことを感じる余裕もなかったけれど、その必死は子育ての手応えです。
きっと、これで良かったのだ。そう思えたら幸いです。
子離れは、親としての役割の区切りの時。
人それぞれ、いろいろな思いがあるだろうけど、思いを一旦置いて、我が子を見送る時。
区切るには、実は勇気や胆力が要るのだなと思うこの頃です。
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