親は、子の土台

こんにちは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリング 中田雅也です。

本日は、子育て関連の話を一つ。

僕の子どもが三歳の頃、幼稚園に通い始めました。
数カ所の幼稚園に見学(体験)入園をして、そこに決めました。

子供が三歳なら、親も三年生みたいなものです。
兄弟がいれば別ですが。

分からないなりに、手探りで、「親」の先輩に聞いて回ったりの連続でした。

そこで、例の見学(体験)入園。
子供の様子を観察していると、ある園では、人が多くてあからさまに引いているのが明らかだったり、ある園では、何となくいつもの元気一杯の雰囲気ではないなど、いろんな様子が見て取れました。

最終的に入園したその幼稚園では、実に楽しそうに場に溶け込んで遊んでいたので、そこにしようと決めました。

あんなに楽しそうにしていたのだから、きっと幼稚園でも順調だろう。
そう思っておりました。

ところが蓋を開けてみると、全く予想外の展開でした。

幼稚園に行きたくなくて、泣いて、泣いて、走って逃げるほどでした。
とてもではないけれど、幼稚園の送迎バスは無理でした。

この時、妻は仕事をしていなかったので、預けないと困るとか、そう言うことはありませんでした。

ただ、不安でなりませんでした。親の方が。

「何で幼稚園に行けないのか」と不思議でならず、段々「この子は幼稚園にも行けないのか」「何としてでも・・・」と、だんだん別の、歪んだ気持ちが湧いてきました。
今となっては・・・反省しかありません。きっと、子供の方が不安だったのだと思います。

ちなみに、この件、幼稚園の教員に相談したら、実に的確な助言をくれました。

「お母さん、しばらく一緒に、○○君と登園しましょう」

そんなやり方は聞いたこともなかったのでびっくりしましたが、実に有効でした。

母親が近くにいると分かるだけで、子供は幼稚園でも落ち着いていられるようになりました。そして、段々と友達との関係ができると、母親のことなど見向きもしなくなりました。

「もう大丈夫だよ」と、子供の雰囲気が物語っておりました。

理屈の上では、何とでも説明がつくと思いますが、僕たち夫婦としてはとても勉強となった出来事でした。

僕にとっては、子供の心を一番に考えるより、自分の常識とか、体裁を考える自分がいることに気付いたのが一番の収穫でした。

このことは、後々、子育てにおいて大きく活きてくることになります。

大人が不安で、子供に無理強いするとは、しばしば起こることなのかもしれません。

僕の今の年齢の経験値からすれば、無理に「普通」の流れに乗らなくても大丈夫と言えますが、初めて直面する親にとってはさぞかし不安なことと思います。

そこも含めて「経験」なのかもしれません。ただ、大人の不安を無くすために、子供に負担をかけるのは出来る限り避けた方が良いとは思います。子供は意外とそういうことを覚えているからです。

そんな訳で、親がどっしり構えていられることが、何にも優って大事だと思います。その確かさは不思議なほど子供に伝わるとたくさん経験してきました。

親もまた、子供を支える土台として、最初から完成しているのではなく少しずつ成長していくものだと思います。

振り返ってみて、そう思います。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
あなたのミカタ(味方となり、強みを再確認し、見方を再構成し、やり方を一緒に考える)となって、ソーシャルワーク&カウンセリングを駆使して、あなたの今ここからの歩みをお手伝いします。