未来は予想を超える
こんばんは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリング 中田雅也です。
よく、「一年の計は元旦にあり」と言います。
何事も、何かを始める時には、きちんとした計画をたてなくてはならない、という意味だそうです。
やるべきことがはっきりしている具体的な計画(資格、技能の学習、具体的な事業等)なら、そういった括りで考えるのもアリだと思います。
これが、人生計画だとか、少し大きく抽象的なものとなるとそう簡単にはいきません。
野球の大谷翔平選手のマンダラチャート(目標達成シート)の話は有名です。
僕も、昔、マンダラチャートを使ってやってみたことがありますが、実際には何一つ、とまでは言いませんが、思うようにいかなかったことばかりでした。
計画や目標が大事とは言われるけれど、実際には、その時の知識と経験に基づいて建てた計画は、時間の経過と共に通じなくなる(現実に合わなくなる)ので、常に更新、修正が必要になります。
僕も、三年前に立てた自分の計画(主に仕事のこと)は、今見返すと、とても恥ずかしくなります。
つまり、現実を大して理解していないので過大なことを望んでいたり、今では「そんなに上手くはいかないよ」と突っ込みたくなる楽観的な絵図を描いていたり・・・。
しかし、そもそも三年後の自分が見ても納得のいく計画など立てられようはずもなく、むしろ、大事なのはその間に培った知識や経験に基づいて、到達地点や到達手段を再検討していく修正作業なのだと思い至ります。
いつだって、やってくる現実(未来)は、自分の想像を超えるものです。
塞翁が馬、という言葉もあります。
昔、中国の北辺の老人(塞翁)の飼っていた馬が逃げたが、後に立派な馬をつれて帰ってきた。老人の子がその馬から落ちて脚を折ったが、そのために戦争に行かずにすんだ。このように人生の吉凶は簡単には定めがたいことをいう
コトバンク
何事も、事の良し悪しはすぐには分かりません。
ところで、昨日は社会福祉士と精神保健福祉士の合格発表でした。
この方にとって、初めての国家試験で落ちたことは、災いだったか、幸いだったか。
いろいろな言い方が可能です。
意味付けは、その人次第です。
この方は一度落ちたことで、一発で受かる以上の事柄を学んだと思います。
それは、失敗を経ることでしか学びえなかったことがあったからです。
人生において、その年、その日、その時にしか、学びえない「最善の時」というものがあって、それが投稿者にとっての「その時」だったのだと思います。
末文にある「あなたは大丈夫」は、その人でなければ伝わり得ない力や実感がこもっていることでしょう。
まだ訪れていない未来を人はあれこれ想像して、思い描き、計画を立てます。
稀に予見の如く、無駄がなく最短でいく人もおります。きっとそれはその人に与えられた道なのでしょう。
もちろん、余人には想像もつかない集中と努力の賜物によって。
もし思い通りにならなかったら、きっとそのことがほとんどだと思いますが、そこから学べることは何かを前向きに考えると良いと思います。
そうは思えなくても、後に生きる将来に生きる種がある前提で探せば、何かしら見つかると思います。
幼い内は甘いものを好みます。
大人になると、苦味にも味わいを感じ、嗜むことも可能になります。
だから、あなたにもそれができないはずがない。
そう思えてならないのです。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。
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