打ち明ける
こんばんは。
某有名漫画がテレビで放映され、その中の、ある終わりの歌が好きです。
『燈』という歌です。(今はもう別の歌に変わったようです)
物語に重要な影響を与える登場人物の経験や苦悩などを土台に作り上げた曲だそうです。
僕の善意が壊れてゆく前に
君に全部告げるべきだった
夜が降りて解けての生活に
混濁した気持ち掠れる燈仕方がないと受け入れるのなら
Uta-Net
それまでだってわかっても
なんだか割に合わないの、意義が
ないなんて
漫画の中身ではなくて、詞について触れるだけなのですが、何だか、燃え尽き症候群のことにも置き換えられるようだと個人的には感じます。
医療従事者、福祉従事者、接客、教員など、対人支援に関わる人は、常に感情労働を行い、費やした疲労(善意も含めて)が報われない経験が続いたり、道理が通らないことがまかり通ると、非常にやるせない気持ちになり、燃え尽き症候群の危険を抱えると言われます。
僕個人も、当時ははっきりと気が付かなかったけど、学習性無力感に陥ったり、燃え尽き症候群にも該当した状態だったと思います。
そんな心境を踏まえると、上記の歌詞は、妙に沁みるな、というより、共感できるなと思いました。
歌と詞は、共感を介して、実に人を魅了します。
当時の周囲の人々、仲間たちに自分の想いを全部を告げられていたら、何かが変わっただろうかと、時々、思うことはあります。
僕も孤独を感じたが、周りにも疎外感を感じさせたのかもしれないと思うことはあります。
過去に後悔はありませんが、思い詰めすぎてはいけない、自分を犠牲にして仕事をしてはいけないとは、今でも強く教訓となっております。
とかく、どんな立場であれ、支援者は忙しいです。
ほっとしたのも束の間、また、急いでクライアントに向き合い、弱音を吐くこともままならないことは少なからずあるでしょう。
人によっては、自分の苦しい胸の内を吐き出すことに、更なる負担と苦痛を感じて、語ることを止めてしまう人がいるかもしれません。
だから、本当に苦しい時は、やはり孤独なのだと思います。
故に、支援者の心理的安全を確保した、支援者の安全地帯、支援者の味方となる、話せる場が不可欠なのだと思います。
もしかすると、今日、この日も、深傷を負ったかもしれない貴方のために、空間を超えて、結い心理相談室がよろしければお力にあります。
ここにあるから、いつでも、扉を叩いてください。
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投稿者プロフィール
![中田 雅也](https://i0.wp.com/yfs-soudan.com/wp-content/uploads/2024/01/8535d03b069ec160870354a44a287ba5.jpeg?resize=150%2C150&ssl=1)
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