人の間の線
こんばんは。
人と人の間には、「呼吸を合わせる」「馬が合う」「相槌」など、何かしら丁度よく間が取れていることを表す言葉があります。
どんな場面であっても、初対面の人と話す時には、ちょっとした調和を取る作業が無自覚に、あるいは意識的にされていると思います。
僕も最近、取引先と、いつもと違う担当者が登場した時、この方はどんな動き方をするのかなと、最初はとても気になりました。
何も気にしすぎることはないのですが、自分にとっては些細な、何も意識していないことであっても、相手にとってはそうではないことがあるため、初対面の波長合わせは思いの外、大事だと思います。
一旦、負の感情を抱くと、それを挽回するのは決して容易ではないこともあります。
その僅かなやり取りを終えてから、僕は、調和を保つのに随分と神経を使ったのだと、感じました。
そういう意味において、馴染んだ関係、特にあうんの呼吸が築けている場合、その関係性は貴重です。いろんな過程を経て、試されて、出来上がった関係だからです。
使い込んで、必要なアプリが整備されたパソコンやスマホ、着慣れた服、手によく馴染んで水を吸ってくれるハンカチ...いろんなものに例えられると思いました。
新しい関係は、まだ互いの間や心地よさを感じる点、禁忌などを知らず、これから培っていく関係です。時には試され、危機を迎えます。
しかし、乗り越えるたびに強固になり、仕事であれば、時には戦友のような絆に至るかもしれません。
エコマップやジェノグラムなどの関係性を表す図でも、強固な関係か、そうではないのか、まだ繋がっていないのか、終了した関係なのか、いろいろな線で表すことができるのは、その関係(繋がり)が人に大きな影響を与えるからです。
今、既にあるあなたと、対象との関係性は、どんな関係でしょうか。
普段は意識しなくても、客観的に見てみると、新鮮な発見があるかもしれません。
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