格言の背景
こんばんは。
僕は、格言の類が好きです。
格言の中に、先人たる経験者の知恵が凝縮されているからです。
格言の中には、ことわざとして残っているものもありますが、そうではなくても、珠玉の言葉はたくさん残っております。
ディール・カーネギーの言葉は大好きで、「人を動かす」「道は開ける」は語り継がれる名作です。
僕も二十代の頃、ソーシャルワーカーとして、また、一人の人間としてどれほど支えられたか計り知れません。
当時、二十代の僕が悩んでいたこと、考えていたことの答えに近い事柄が著書には書かれていて、自分の考えていることは間違ってはいなかったと確信を持たせてもらいました。
格言には、それぞれに、意図した意味や答えが込められていると思います。
しかし、国語の試験では無いので、「正しい意味」とされるものを知っているかどうかは、実はそれほど重要ではないと僕は思っております。
大事なのは自分の経験を通して、格言の言葉が、自分の経験の中のどれに触れて、語っているのかを考えることが醍醐味だと思います。
また、百の説明より、一つの実践が優るように、説明するよりも体現できていることにこそ、価値があると思います。
ちなみに、画像の言葉が何を意味するのか、正確な所を僕は知りません。
調べたら、きっと分かるのだと思いますが、敢えて調べないで、この言葉から何が考えられるだろうかと味わうような読み方が僕は好きです。
「助けが無い」ような時に「頑張り続ける」とは、苦悩や苦闘の経験があるほどに染みる言葉です。「やる意義がない」「もう無理」「どうして自分だけ」と感じるような場面が、時に訪れます。
そんな時、それでも頑張り続ける理由は何なのか、どうして、そこまで頑張れたのか。そんなことに思いを馳せると、強い動機付けがあったことが想像がつきます。
動機などと言葉を持ち出さなくても、言語化しきれなくても、ただやり続ける理由があったのかもしれません。
その想いは簡単に言語化はできないかもしれませんが、「頑張り続けた」という完了した結果に至らるほどのものであったということ。
これをもっと理解するには、僕のこれまでの経験だけでは、まだ足りないかもしれません。
やり抜いた人によって導き出された言葉には、実践経験に裏打ちされているからこそ、力があります。
実現した到達地点に辿り着いたから、言える言葉です。
そして、人それぞれ、その人にしか言えない格言を心の中に内包しているのだと思います。
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