自分を発揮しやすい環境を求める
こんにちは。
言うまでも無く、人それぞれ持ち味があって、誰一人として同じ人はおりません。
大勢と仲良くなれる意思疎通や人間関係構築の力の高い方。
静かにじっくりと物事を考えて洞察力や分析力が武器の方。
何事も、いわゆる短所と長所は紙一重で両立することは稀です。
おおらかさと細やかさはそもそも志向が異なります。
おおらかさは、人々を許容し、多くを包含する力である反面、細かい差異には目を瞑る傾向があります。
細やかさは、小さな変化を敏感に察知し対処できる反面、大雑把さを好まない傾向があります。
簡単に対比してみましたが、何を言いたいかというと
属している集団やその場でどんな役割を求められているかによって
自分を上手く発揮できるか、明暗を分けることがあるということです。
そもそも自分に向かない機能の発揮を求められることもあります。
苦手を克服することも無きにしも非ずですが、時間や労力の消費は莫大でしょう。
自分が得意と感じている事柄でも、上手くいっている時にはそれなりの前提条件や環境があり
いつも力を発揮できるとは限りません。
スポーツ選手でも所属(チーム)が変わって
力を発揮できる場合もあれば、全く発揮できないこともあります。
個人的には、人前で話すことは好きではありませんが、出来なくはありません。
時々、好評を博すこともあります。
しかし、自分の属性と全く異なる共通言語(考え方・価値観など)を持つ集団で話すとかなり難易度が高くなり、上手くいかない率が高くなります。
自分の性質と求められる役割とそれを行使しやすい環境にあるのかはよくよく考慮しなければなりません。
どうしても向かない分野や場面があるのは仕方がありません。
万能型と言われる性質があるのも事実ですが、それでも完全ではありません。
どうしても向かない分野や環境に臨まなければならないのであれば、相応の下準備が必要です。
上手くいくからには、上手くいくだけの理由がある。
上手くいかないからには、上手くいかないだけの理由がある。
必ずしも個人の能力だけに還元できないことがあります。
如何ともしがたい個人の性質と能力を行使する環境との「相性」が存在することは忘れてはなりません。
人と環境との最適な適合(マッチング)が、自分を発揮する上での重要な要素だと思います。
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