自己の価値
こんにちは。
人から言われた良い言葉は意外と覚えていないことがあります。
人から言われた悪い言葉は意外と覚えていることがあります。
「良い出来事・印象<悪い出来事・印象」のことが多いのかもしれません。
しかし、良いこともしっかりと覚えておくべきだと思います。
それが自分という存在を支えてくれるからです。
以前、数日間に渡る研修に参加しました。
グループ単位でさまざまな作業をしたり、討論をしたりしました。
作業を重ねるごとに、段々と互いの人となりが分かってきます。
研修の最後の締めは「あなたのここが良かったよ、ありがとう」の言葉を掛け合うというもの。
正直、照れ臭くて、ちょっと苦手だなと臆しておりましたが実際に言葉にしてもらえると、とても嬉しかったです。
本当に嬉しかったです。 その時の心象は、まさに言葉の花束でした。
自己認識とは、偏りもあり、必ずしも客観と一致するとは限りません。
だからこそ、一定に共に時間を過ごしたメンバーからの言葉の花束は嘘がなく、自分の良い所を指摘してくれました。
その指摘が必ずしも正確ではないことがあったとしても、その人の目には、良いところが見えていたということに変わりはありません。
行動と存在は、分けて考えた方が良いと思います。
どの場面においても、行動にはいつだって改善の余地があり、これで良いということの方が少ないと思います。
しかし、こと存在においては、その価値は、低くされることがあってはなりません。存在が脅かされると、行動の遂行が困難になるばかりか、心を萎縮させます。
そして、その逆も同様です。今、貴方が落ち着いていられるのは、無数の自分の価値を確認できる何かがあるからではないでしょうか。
人は、自分自身が「大丈夫だよ」という感覚にどれほど支えられていることでしょうか。
そのように思います。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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