逃げる選択肢もある
こんばんは。
SNSのこちらの投稿を見て思ったことを書きます。
上記のような、責任感が強い、真面目な方にとっては、逃げるとは、とても難しいのだと思います。
誰よりも我慢強いのは、仕事において、結果を出して応えなければならないと強く思っているからでしょう。
だから、言い換えると、必ず応えるという一択しか無い状態かとお見受けしました。
いわゆる背水の陣にも似たような、切迫感があるのかもしれません。
そんな人にとっては、「逃げる」という選択肢は始めから無いのだと思います。
それゆえ、『逃げ方』が分からないし、『逃げてもいい』とはなかなか思えないのだと思います。
むしろ、『逃げる』に対して、否定的な印象を持っているかもしれません。
ちなみに、『逃げる』の国語的意味は以下の通り。
1 捕まらないように、追って来るものの力の及ばない所に身を置く。
2 自由のきかない所や危険から抜け出して、去る。
3 面倒なこと、いやなことから積極的に遠ざかろうとする。直面するのを回避する。
4 運動競技で、首位を行く者が、後続する者に追いつかれないで勝つ。
5 からだが望ましい構えから後方へ引いた状態になる。ひける。
6 室内・容器の中の気体や味などが、そのまま保たれないで外へ出てしまう。
goo辞書
僕の印象としては、思ったよりも、否定的な意味は無いと感じました。
敢えて言えば「3」ですが、確実性を考えれば、自分が不得意という意味において、積極的に遠ざかり、他の巧者に任せるとすれば、戦略としては有りだと思います。
「1」と「2」にしても、身動きが取れなかったり、身を滅ぼす事態に陥る方が損失であり、より有利な状態に持っていくのは、考え方としては悪くないと思いました。
もちろん、いろいろな場面があるので、安易に一般化しきれない部分があるのも事実です。
それでも、目に留まるのは『割れたガラスは元には戻らない』の一言。
言葉通りで、決して元には戻りません。
割れて、壊れるくらいなら、逃げた方がいいと思います。
確かに、人生の中で何度かは「退路を絶って」挑むことがあるかもしれませんが、それにしても、多少は後先を計算するのが賢明だと僕は思います。
逃げることに更なる意義を積極的に付与して、次の機会で挽回するくらいの構えはあって良いのではないかと思いました。
逃げるとִは、最悪を避ける肯定的策として、胸に忍ばせておいても良いのではないでしょうか。
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