言葉は剣
こんにちは。
僕の初代上司に教わった言葉。
『職業柄、言葉に敏感だからこそ、言葉で傷つくことがある。』
詳細の言い回しは忘れたけれども、こんな内容。
二十数年前の言葉だけれども、今でもよく覚えている。
それは自分も何度も実感したから。
それほど言葉の扱いは難しい。
援助・支援という職業柄、文字にしても発話の言葉にしても
最新の注意を払います。
誰かを元気付けることも出来、その逆も出来てしまう。
意図せぬ不用意な言葉によって、大変な事態を招くこともある。
今の時代、剣は使わないけれど、本体、剣には命を奪うほどの力があります。
今の世の中なら、例えば調理で用いる刃物。
不可欠だけれど、使い方を間違うと大怪我します。
日本語とは結構複雑。世界最難関とも言われているそうな。
カウンセラーも当然、語彙力が大事。
同じ事象を言うにしても、いろんな表現の仕方があり
直接的な良いか、間接的が良いか
美しく伝えると良いか、感情を強く出すか
言葉の選択が物を言う側面があります。
それは単に温かいか、冷たいかだけではなく
文脈に見合った物でなければなりません。
常に諸刃の側面があるのは事実。
どんな仕事であっても、どんな生活場面であっても
言葉を使わないわけにはいきません。
言葉という剣を(鞘:さや)にどう収めるか
言葉という剣をどう研磨するか
また、扱い方(剣技)をどう高めるか
とても重要です。
言葉を剣に見立てると
言葉に無頓着でいるわけにはいかない。
そんなふうにいつも思います。
さながら言葉(剣)の扱いに長けるとは
剣技と自らの心をよく修練した武士のようであるかもしれない。
そんなことを考えました。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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