不安に向き合う

こんにちは。

不安への向き合い方には、たくさんの方法があると思います。

がっぷり四つに組み合う、見ないようにする、誰かの助けを借りるなど。

どれが良くて、どれが悪いと単純に言えることでは無く、場面によってはどれも必要だったり、仕方がなくそうしたということもあるかもしれません。

某漫画に『人の本質は火だ』という台詞がありましたが、人の心の性質を「火」に例えて説明できることはいろいろあると思います。

例えば「不安」です。最初は「火の粉」の状態でも、放っておくと燃え広がる(不安が大きくなる)ということは有り得ると思います。

また、逆も然り、火の粉のうちに消してしまう(対処・解決して不安を無くす)ことも出来ます。しかしながら、必ずしも火を消し切れないこともあると思います。そんな時は、制御できる範囲の「火」の状態に留めておくと言うこともあると思います。

更には、「火」は必ずしも悪いものであるのか、そこに価値を見出だすという視点もあっても良いと思います。火の大きさをさておいて、その火は自分の心の中を照らして、明らかにする働きもあると思います。

実際トップアスリートにも、自分のノートに日々のことを書き込んでもらっています。

例えば、日本代表ラグビーの齋藤直人選手は、自分のラグビーノートを持っていて、そこに、今の自分には何が起きていて、どんなことを不安に感じるのかを毎日書いています。

そして、「齋藤直人、こういう時はどうするんだ?」と客観視し、自分に語り掛けるということをやっているのです。この点は、本書の内容とまったく同じです。

(略)

ネガティブなことからは逃げられません。よく「ポジティブになろう」と言いますが、勘違いです。トップアスリートは、そう簡単にポジティブにはなれません。

特に、試合前日になると、こんなことが起きるかもしれない、こうなったら困る、ということがたくさん頭を巡って、非常にネガティブになっています。

しかし、実際には、そういう人ほどいい選手なのです。

ネガティブな思考を無理やり押さえ込んでしまうと、実際にそれが本番で起きた時、対処できなくなってしまいます。不安に向き合って、リスクを想像して対処する方法を想定しておかなければ、いいパフォーマンスは出せません。

ですから僕は、いい選手のことを「ネガティブな人」ではなく、「リスクマネージメントができる人」と言っています。

アスリートだけでなく、ビジネスパーソンでも、パフォーマンスの高い人ほどネガティブなことに目を向けることができますし、対処ができている人が多いと思います。

東洋経済オンライン

上記の引用は。不安を上手く活かす例として挙げました。不安という火に照らされて、自分は○○は避けたいと思っていた、本当は○○したかった、など、気づかなかった自分に気付き、上手く転じて活用したり、時に火(火)に試されて、鍛えられて向上・改善することもあるかもしれません。

不安(火)は悪いものとだけ思っている内は、不安(火)が湧き起こること自体を良くないと捉えて、そこに意味や価値を見出だそうとは思えないでしょう。

もちろん、程度問題はあります。だがら、まずは自我を安定させて(問題解決アプローチ)、その上で、見方を変える(リフレーミング)のも一つの対処法です。

上手く活かせば、意外と不要なものはあまり無いのかもしれないと思うことがあります。そう思える時は、まずまず自分の心の中の火(不安)を制御できている時なのかもしれません。

ただ、いつも、いつまでもそうである保証はないため、制御する技術・知識はあるに越したことはなく、また、いざという時の自分の支え手を確保しておくことも賢明な方法だと思います。

きっとあなたに見合う方法があるはずです。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
あなたのミカタ(味方となり、強みを再確認し、見方を再構成し、やり方を一緒に考える)となって、ソーシャルワーク&カウンセリングを駆使して、あなたの今ここからの歩みをお手伝いします。

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