アイディアの出し方

こんにちは。

僕は、アイディアを出す時、長い文章を書く時、何かしらの構想を練る時はじっくり時間をかける方です。

もちろん、いろいろなやり方があって、どれが正解ということはありません。

僕の場合は、長文を書く時、頭の中に浮かんだ些細なことでも付箋(ポストイット)に書いて、ノートにペタペタ貼り、それをKJ法のように分類して、構成していきます。

書く時の題目(テーマ)が決まっている時は、最初に書き出し、それに沿って考えます。

題目(テーマ)がはっきりしていない時は、たくさんの付箋(ポストイット)に共通しているものから拾い出します。

そして、題目(テーマ)に対する結論をおおよそ考えて、そこから中身の文章を繋いでいきます。

僕の場合はイメージ(心象)作りが作業の七割前後を占める重要な要素です。

こういった考える作業を他の人はどうやっているのかな、と思う時があります。

どこかで教わるのかもしれませんが、教わったから実践できるとは限らず、各々に適したやり方に自ずと落ち着いていくのだと思います。

● 頭で考えるのではなく、手を動かす  

わたしはまずリサーチをはじめる前に、考えを書き出すところからはじめます。  

対象の商品やブランドについて、消費者として率直に感じていることをA5のリングノートにどんどん書き進めていきます。  

商品に対するイメージや感想を脈絡なくポツポツと書いていくので、書き進めるというよりも「書き落としていく」というイメージの方が近いかもしれません。  

単に考えるだけでなく、紙に手で書き出す理由は、自分の考えが客観的に把握できるようになるからです。  

頭の中で考えているだけの状態では、思考の焦点を同時に当てられる対象には限りがあります。  

しかし、紙に書き出すことで可視化されると、複数の思考を並行して走らせることができます。  

また、アイデアに詰まったときにノートをペラペラと巻き戻せば、過去の自分の思考の足跡がたどれます。  

それは過去の自分と行うブレインストーミング(アイデアを出し合うこと)のようなものです。

ダイヤモンドオンライン

細かい点は違うかもしれませんが、書き出して可視化するというやり方は共通しております。似たようなやり方をしている方を見ると、自分のやり方もまずまず理に適っているのだと分かり、少し嬉しくなりました。

昔、構成をほとんど考えずに、筆(指)の赴くままに、心が感じるままに文章を書いていたことがありました。今思うと、とても感覚的な書き方で、短文ならばそれで良いのですが、それ以外でもそのやり方をしていたので、よくそれで長文をかけていたと恥ずかしくなります。

多分、頭の中にあるものを短時間に一気に書き出しただけなのだと思います。

アイディアは、閃きは、授かり物のような要素があって、一気に降ってくることもあれば、毎日少しずつと言うこともあります。それを可視化して、繋いだり、掛け合わせたり、内容を考えるとミルフィーユのように多層になって、深みが増してきます。

言うほどに大した長文を書けるわけではないのですが、練った分だけ、より文章がしっかりしてくると感じます。

今や、いろんなサイトでこういったことが紹介されるようになったのでとても便利です。

自分のやり方が定まってくると、他者のやり方を見る余裕が生まれます。そこから、自分に活かせるものをどんどん使いたいと思い、そういった話題をネットで探すのが一つの楽しみでもあります。

「自分の当たり前」が他者にはとても新鮮だったりします。逆も然り。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA