物語の重要性

こんにちは。

物語とは重要です。

この記事の中で使う「物語」とは、大きく言えば「生きる意味」の意味です。

例えば、何か辛い出来事があった時、そこに意味があれば人は耐えることができます。この辛い出来事が、自分の能力を磨くための鍛錬の場だと思えたのであれば、逃げずに真剣に向き合うのではないでしょうか。

逆に、何の意味も感じられない時、人は辛くて堪らなくなります。

学生の頃、夜間に十二時間労働して、一万円を稼げるアルバイトを単発で何度か行いました。

その作業内容は、機械が作った紙製のカップラーメンの容器を二十五個ずつ数えて、ダンボールに詰めるというもの。ただそれだけを休憩を挟みつつ十二時間行います。

やってみると、何の拷問かと思うほど単純作業の連続で、発狂しそうになります。最初から全部機械にさせたらいいのに・・・と思うほど。何の意味があるのだろうと思わずにはいられませんでした。いくらお金が欲しいからと言って、いくら一万円を一晩で稼がれると言ったって、ちょっときついな・・・と最初は思いました。

だんだんそれを考えるともっと辛くなるので、考えるのをやめました。それでも、まだ三十分しか経っていない、残り○時間もあるじゃないかと大変さは変わりありません。

途中から、「この一万円で○○をするのだ」と考えるようにしました。作業しながらでも、時間はたっぷりあるので、お金を手に入れた後に「こんなことをしたい」と若干妄想気味ですが、それを考えている時は時間を忘れられました。

今の作業は辛くても、○○のためならば耐えられる、この作業が終わったら○○をして・・・という物語を自分なりに作って、耐え忍んでいたのかなと思います。

はじめて部下を持ったとき、リーダーに抜擢されたとき。

やる気に満ちあふれて、ついたくさん部下に指示を出してしまうかもしれません。

ですが、問答無用で「いいからこうしなさい」と言ってしまうのは要注意。

相手の考えを聞かないまま、「これをやりなさい」「こう考えなさい」と押し付けるのはキケンです。

こう言われた相手は、自分で考えることをやめてしまいます。高いモチベーションとは程遠く、まるで石のように動かなくなってしまうのです。

(略)

今一緒に働いている相手は、経緯の違いはあれど、基本的には面接などを受けて「働きたい」と思って集ったメンバーのはずです。

そこには、多かれ少なかれ、「役に立ちたい」という思いがあります。

それなのに、「関係ない」と部下を阻害して仕事を進めるのは危険です。
相手に無力感を抱かせ、やる気を失わせる原因にもなるからです。

すべての事情を話すわけにはいかなくても、ぜひその仕事の「ストーリー」を伝えてみてください

私たちは、「ストーリー」が大好きな生き物です。小説、映画、アニメなど、私たちは確実に「ストーリー」に心を揺さぶられてしまいます。

逆に考えれば、「ストーリー」にできれば、普段の仕事も「心揺さぶられるコンテンツ」になるといえるのです。

東洋経済オンライン

上記の引用文も、物語の力を活用する例と言えます。

僕は人に「○○しろ」と命令するのが苦手です。ただ、「この作業の目的は○○で、貴方のこの能力を見込んで、○○までに○○して欲しい」と、物語仕立てにして話すのならばいくらでも話せるし、いくらでも説き伏せられる自信があります。

もっとも、きちんと意味と意義を感じられる作業内容でなければいけませんが。

(残念ながら、すべての仕事にそのような物語仕立てをできるかとなると難しいものも中にはあるかもしれません。)

そう言えば、以前に勤め先の部下から、この部署で仕事をしていく上での「夢」を提示して欲しいと言われたことがあります。

言われた時は、ちょっと面食らったのですが、今となっては、今まさに僕が話しているような、心揺さぶれらて、前向きに取り組める物語が欲しいということを彼女は言っていたのかな、と思いました。

その時に気付けなくてごめんね。数年越しに、この記事をもって、真意を受け取ったと表明させていただきます。

「人は意味を求めずにはいられない生き物である」と僕は思っているので、人生の全てにおいて、カウンセリングにおいても、この意味付けは大前提として大事にしたいと思っている事柄です。

人が生きる上で、物語は必須。人生を支える物語を持っているか否かはとても大事だと思います。

自分を支えるほどの物語を持っていたならば、それは信念と言っても良いくらいに確固たる基盤となっていることでしょう。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。

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