集団の要
こんにちは。
野球のWBCは一次ラウンドを終えて、今度は準々決勝が始まります。
全勝した日本は良い雰囲気で迎えることができそうです。
国内リーグの長丁場とは異なり、WBCは短期決戦です。
こういった短期決戦では実力もさることながらチーム作りが鍵になりそうです。
2009WBCにも出場した川粼宗則氏は、栗山監督が選手にまめに声をかけて
良い雰囲気を作っていると語っております。
そして、当の川粼宗則氏について、第2回大会大会監督の原辰徳氏はこう言っていたそうです。
誰を仲間に加えるかって、想像以上に大切なんですね。そういえば、第2回大会の優勝監督である原辰徳監督に取材した時、「第2回大会の選手選びで、いちばん最初に選んだのは、ムネ、川粼宗則でした」と言ってましたよ。
(略)
原監督は「ムネは試合に出ていても、出ていなくても、勝っていても負けていても、いつもダグアウトの最前列で声を上げて仲間を応援している。いろいろなチームから選手が集まってくる場合は、ムネのようなキャラクターが絶対に必要なんです」と話してましたよ。
文春オンライン
スポーツの短期勝負の場を経験したことがない僕でも、
このように率先して、良い雰囲気を作ってくれる人物の貴重さはとてもよくわかりました。
そういえばサッカーワールドカップでもチームを支え、盛り上げる重要性について
いろいろな選手が言及しておりました。
こちらも貴重な証言だと思います。
試合に勝つためには、試合に出ている選手たちだけの力では勝てなくて、
控え選手の力や雰囲気作りが重要だと口々に言っているのが印象的です。
これはきっとスポーツの世界だけでなくて
集団が、組織が力を発揮する時の前提条件なのだと思いました。
勿論、実力も大事ではあるけども
皆を鼓舞して、一つの方向に向かっていくための一体感を作る者たち
もしかしたら目立たない陰ながらの役割かもしれないけれど
躍進というのはそんな人たちによって支えられているのかもしれません。
縁の下の力持ちのような存在。
良き集団には、そんな要がいると思って観察してみると面白いかもしれません。
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