ちょうど良い距離感
こんにちは。
人間関係にとって、距離感は重要です。
物理的に近い、心理的に近しい、関係的に親密。
その逆もあります。
今や、オンラインの時代、スマホやSNSで、
距離は遠くとも、瞬時に通じることが可能です。
いろいろな距離感の方がおります。
いろいろな間の取り方があります。
顔を見て話したい、声を聞きたい、言葉(文字)だけで十分、など。
親しくなるほどに密になったりもします。
密でなくても、関係が維持されるような親しさもあります。
親しさや繋がりの深さを「絆」とも言います。
絆は、離れがたく繋ぎ止めているもの。
しかし、距離感が相互に心地よくないと絆も重くなってしまいます。
「しがらみ」という言葉があります。
しがらみは、関係を関係を絶ち難いもの。
実はどちらも似ているような意味です。
ただ、しがらみには「まとわりついて引き止めるもの」と否定的な意味もあります。
絆という表、しがらみという裏、まさに表裏一体。
感じ方次第で、表にも裏にもなります。
適度であれば心地よく、力強く、
過ぎれば辛くなる。
まさしく、加減ですね。
互いの意思と意志が損なわれずに、同じ方向を向けば強め合う絆となりましょう。
どちらかの意思と意志が損ねられたら、そこには強いる関係、関係の傾きが生まれるでしょう。
簡単なようで、難しいですね。
プレジデントオンラインでフィンランドの「距離感」に触れている記事がありました。
初めてフィンランドを訪れたのは20歳のときで、そのときに「一目惚れ」しました。一番に惹かれたのがフィンランドにある「距離感」です。その距離感は2つあって、1つが自然と人の距離感、もうひとつが人と人の距離感で、それがすごく心地良かったんですよね。
(略)
「人との距離感」というのは、みんなが「自分が好きなものは好きでいい」という自立した人間性を持っていることです。「あなたはそれが好きなんだ。でも私はこれが好きなんだ」みたいな。尊重と無関心の間ような距離感がとても心地良く感じました。
プレジデントオンライン
伝えるのが難しい微妙な感覚を、この絵は伝えてくれます。
個人的な話ですが、僕と家族とでは、
一つ屋根に暮らしている家族ではあるけど、
互いに好む事や価値観はかなり違います。
家族が好む事を、僕は好まないこともあります。
「家族なんだから一緒に・・・」と言われると辛かったりします。
けれども、自分の好むことを、好きなように、好きなだけ。
そんな不文律があるので心地良かったりします。
この絵に書いてある、「ひとりでいるのに、誰かといる」と言う感覚、
僕はわかるような気がします。
「付かず離れず」とも異なる、「一緒になって」とも異なる、
適度な距離感があります。
自分が普段感じているようなことが書かれているのを見ると、
「ああ、自分と同じ」と嬉しくなります。
これもまた、小さな繋がり。
この小さな繋がりに、僕は十分に満たされるのです。
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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