調律
こんばんは。
目にしたもの、耳で聞いたものは、人の心に蓄積すると思います。
例えば、心地よい風景、心が和む音を聞けば気分は良くなります。
反面、目に触れて良い気のしない場面を見たり、騒音や不快な内容の言葉を聞くと、気持ち悪くもなります。
日々、忙しくしていると、何を見たか、何を聞いたかを一つ一つ覚えているのは難しくなります。
それでも、見たものや聞いたものが心の中に蓄積して、気分を形成することがあります。
だから、目にするもの、耳にするものは、ある程度に選別した方が良いと思います。
そして、目にしたもの、耳にしたものに引きずられて、心のバランス(均衡)が崩れることもあります。
楽器でもチューニング(調律)という作業を行なって、楽器の音高をある音律に合うように整えます。
楽器については門外漢ですが、これがとても大事な作業であることがわかります。
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最近、心理療法としてもマインドフルネス、瞑想が注目されておりますが、これも一種の調律なのだと思います。
僕も、心の中の整理として、ひたすら文字起こしするのも調律をしているのだと思います。
心の中に溜まったものがると、さながら胃もたれのようで不快感があって、空にすることで調子は整っていきます。
心の中に余計なものが入っていると、誰かを受け入れる余白が少なくなり、支障をきたすことがあります。
今どんな状態かな、均衡がちょうど良いかな、真っ直ぐに相手の目を見られる心のあんていどがあるかな。
そんな心を整える調律を、日々大事にしたいものです。
それはカウンセラーであっても、そうでなくても。よりよい自分であるために不可欠なことだと思います。
人もまた、楽器のような、それ以上の繊細さをもつ、人格をもった存在なのですから。
みなさま、今日も一日、お疲れ様でした。良き眠りを。
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投稿者プロフィール
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- 結い心理相談室
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