神は細部に宿る
こんにちは。
サッカー日本代表の森保一監督の株が急上昇です。掌返しが過ぎるような気もしますが、それも含めてご自身が手繰り寄せた結果とも言えます。
個人的にも森保一監督にとても興味を持ちました。
興味の一つに、2012年にサンフレッチェ広島の監督となり、その年にJ1年間優勝、さらには2013年、2015年も優勝し、監督就任から4年間で3度のリーグ優勝という偉業を果たしております。近年、Jリーグや日本代表を支えた往年の名選手が監督をされておりますが思うように結果を出せていないのが現状です。
結果を出せた要因は何だったのか、他の監督とは何が違ったのか、興味は尽きません。
こちら(NEWSポストセブン)のサイトの一文に以下のような一文が載っておりました。
「森保さんの凄さは一言で言えば、全員に同じ方向を向かせるリーダーシップでしょうか。勝っても負けても一喜一憂せず、“神は細部に宿る”という言葉をよく口にし、『コツコツと目の前の試合に対し、最善の準備を重ねるように』と森保さんが指導していたから、チームがまとまったし結果的に3度の優勝ができました。現日本代表がW杯最終予選で苦戦してもチームがバラバラにならなかったのは、森保さんの手腕によるところが大きいと思います」
NEWSポストセブン
そういえば、ドイツ戦で堂安律選手がゴールを決めた時に真っ先に日本ベンチに駆け寄り、控えの選手やスタッフと喜びを爆発させておりました。素人目にも「ああ、すごくまとまりがあって、今回はいいチームなのだな。こういうチームは勝つチームだろうな。」と思いました。
日本人は心から信頼し合って真に団結すると、とんでもない力を発揮することがあります。(これにはいろんな良し悪しの見方があるとは思いますが)
それを引き出すと、とんでもないことをやってのける、それを既に知っている人物であるというのは大きな強みの一つです。力を引き出すことに長けた人物、りっぱな統率者です。
そんな森保一監督の座右の銘が「一喜一憂せず、神は細部に宿る」というのは合点がいく信条だと思いました。
「神は細部に宿る」とはさまざまな語源の言われがあり、解釈も複数あるようですが、主だったものは「細かいところまでこだわりぬいて作られた作品は優れている」ということです。
地道にコツコツ積み上げて成果を得る、そして森保一監督は選手との信頼関係構築に長けた方でもあるようです。
何だか日本人らしさが凝縮されたような方です。
個人的にも、神は細部に宿る、地道にコツコツは大事にしている価値観なのでとても共感して拝見しました。
勝負の世界に身を置いている以上は結果の浮き沈み、評価の賛否は避けられないのだとは思いますが、きっと勝ち負けを超えた『何か』を知っていて、それを見据えているからこそ一喜一憂せずに前を向いていられるのだろうなと思いました。
まだ一試合目が終わったばかり、ワールドカップも始まったばかり、願わくはかつてない成果を収めていただきたいです。そして、できれば森保一監督が見据えている『勝ち負けを超えた「何か」』(個人的にはきっとそんな上位概念、より高い精神性や信念を持っているはずだと思っております)をインタビューや記事を通じて知ることができるのを楽しみにしております。
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