2000年前と変わらない人の本質
こんばんは。
フェルミ漫画大学が好きでよく見ております。
自分で本を読めば良いのですが、なかなか時間が取れず、あらすじをこちらで知ってこれだと決めたものを買ったり図書館から借りたりします。
今回は『奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業』が面白かったのでご紹介します。
エピクテトスは西暦50年にローマで生きた奴隷でやがてストア派哲学者となった人物です。
ストア派はストイック(禁欲的に自分を律する)の語源にもなった考えで『自らに降りかかる苦難などの運命をいかに克服してゆくか』を追求しました。
あらすじ
・自分次第でどうにもならないものを軽く見る
・避けられないものを受け入れる
・他人の行動を軽く見なさい
・他人の評価を軽く見なさい
・過去と未来を軽くみなさい
・脇役でも精一杯生きなさい
・快楽を遠ざける
・他人事のように自分ごとをとらえよ
・「失った」ではなく「返した」
フェルミ漫画大学 【要約】奴隷の哲学者エピクテトス 人生の授業――この生きづらい世の中で「よく生きる」ために【荻野 弘之/ かおり&ゆかり】
動画をご覧いただくとお気づきになるともいますが、昨今の自己啓発書で見られる内容ともよく似ております。むしろ2000年前の考えなのでこちらが元祖と言えると思います。
個人的に目を見張ったのが『脇役でも精一杯生きなさい』です。
この世の中、どうしても他人と比較したり、誰かを羨んだりすることはあると思います。それでも自分の役割に徹してなすべきをなすという考えは数日前の記事で紹介したサッカー選手たちにも通じるものがあります。
また自分にできないことを無理やりやろうとしても不幸になるだけ、精一杯役割を演じろ、とは奴隷から哲学者になったエピクテトスだからこそ説得力があります。
そして2000年前の人間も、2000年後の今の自分達も同じようなことで悩んでいるのだと気づきます。人の本質とは変わらないのだと。
本(今回は動画から)はいろんなことを教えてくれるます。
秋の読書にこの動画の元になった本を読んでみたくなりました。
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