固定観念の外側
こんにちは。
数年前に山奥ニートというものを初めて知りました。
それとは種類が異なりますが田舎に移住して農業や動画配信等をしながら生活をする人々がとても増えてきました。YouTubeで「田舎」「山奥」「移住」等で検索すると実に多くの人々が自由な暮らしを求めて挑んでいるのがわかります。動画は配信せずともブログでその生活を発信する人もおります。
以下のようにテレビで取り上げられるようにもなりました。
世の中の人々に共通する価値観として会社等にきちんと勤めて生活を安定させないといけない、そのレールから外れると不安定になるという考えはあるのではないでしょうか。
いろんな大変さはあっても彼らはとても生き生きしているように見えます。定年を迎えた方が田舎暮らしをしているのではなく彼のような若い方が実践しているのを見ると、お金はなくても生き方や暮らしぶりを変えれば生活はいくらでもできるのかもしれません。
古典で鴨長明の方丈記というものがあります。鴨長明も世俗から距離を置いて山奥で小さな庵を建てて生活をしました。以下は方丈記の説明動画です。
鴨長明が生きた時代も今と同じように自然災害が多く、混沌とした時代だったようです。歴史に名を残す人物というと社会的地位が高く大業を成した、勇ましい武勇があるといったイメージがありますが長明はそのようではありませんでした。むしろ挫折を経て隠遁者として暮らし、その暮らしぶりを随想と残して後世に名を残しました。
このような庵に暮らしていたそうです。何だか今の山奥の小屋で暮らす人々と鴨長明が重なって見えました。
生き方はたくさんあって、一般社会から離れて暮らしているようでも繋がりは持ちつつ、しかし余計なしがらみがなく生きている姿に少し憧れを持ちました。
今は情報通信網が発達し、自分も含めた世の人々の固定観念の外側の発送で暮らしている方の情報がこうして手に入れることができます。
現実にこうやって慎ましくも自由に生き生きと暮らしていかれる手段があるということです。こういう生き方もありだなと思い、少しハマっているこの頃です。
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