怒りの言語化
こんにちは。
昨日、怒りの話題に触れたので続きをもう一つ。
個人的にアンガーマネジメントは書籍も読んで初級のセミナーも受けたことがあります。どの職種・職域でも有効で汎用性が高いものだと思います。
アンガーマネジメントの考え方の一つに「怒りを言語化する」というものがあります。(参考:MindHack)腹を立てて気持ちが昂っている時は当然に冷静でいることは難しく怒りの状況や原因などを言語化できない、しようとも思わないかもしれません。
個人的な感覚ですがそんな時は、怒りの感情+出来事+自分が渾然一体となって収拾がつかなくなると感じます。何が起きたのか、自分はどうなって欲しかったのか、起きた結果に対して自分は何をすれば良いのかを言葉にできたら半分収まったも同然です。これが一人でなかなかやれないので「ねえ、ちょっと聞いてよ」となるのでしょうけれども。
何にせよ、言語化するとさっきの「怒りの感情+出来事+自分」を分割できるのだと思います。自分の感情と出来事を客観視することで怒りの外在化が可能になります。
アンガーマネジメントの講師の方と「怒り」にまつわる言葉を交互に挙げてみましょうという遊びをしたことがあります。「むかつく」「腹が立つ」「怒りで我を忘れる」「(怒りで)顔が真っ赤」「烈火の如く怒る」「怒髪天をつく」などなどを挙げた記憶があります。要は、言葉が多いほど怒りを外在化しやすいとのことでした。なるほど、確かにと思います。
心を表す言葉がたくさんあると世界が広がるような感じがします。感情の度合いによってたくさんの表現ができ、それで冷静さを取り戻せるならば言語化はとても有効なやり方です。
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