パン屋の香り
こんにちは。
頻繁に行くわけでもないのですがパン屋は好きです。
子どもの頃、パン屋というと外まで漂う香ばしい香り、特に甘い香りがして好きでした。今日久しぶりに行き慣れたあるパン屋に行った時、そう言えば子どもの頃に感じた甘く香ばしい香りと今感じる香りは少し違うなと感じました。
子どもの頃の古い記憶なので子どもが好む甘い香りが実際よりも強く記憶されたかもしれません。
香りや匂いにもいろいろな記憶があり、言葉から香りや匂いが想起されるものです。
今日行ったパン屋は店内が改装されておりました。ふと、改装するというのはどんな必要性に迫られて行ったのかな、今回の改装の狙いはどこにあるのかな、どのあたりをお客さんに汲み取ってもらいたいのかな、等々ちょっとした好奇心が湧いてきました。
個人事業主になってから特にこういったことを考えるようになりました。印象ですがその店では甘い菓子パンの数が少し減って、調理パン(具材や材料をパン生地に練り込んだり、パン生地で包んだり、パン生地に乗せて焼いたパン)や食事パン(食パンやフランスパン、バターロール、米粉パンなど)が増えたように思います。
お客さんの要望やパンの売れ具合から提供の品を変えたのか、作り手がこだわって提供したい内容に変えたのか等々、きっといろんな背景があるのだと思います。
香りを楽しみ、味を楽しみ、売る側の考えにまで思いを馳せると意外と奥が深いパン屋の香りとなりました。
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