昔のメモ
こんにちは。
出来事、読書、ネット閲覧を通して「これいいな」と思うものはメモするようにしております。
自分の場合、感覚優位なので「これいいな」と思ったものをまず保存(メモ)します。それから、なぜ良かったのか、なぜ心が高揚したのかを考えます。自分が言語化できていないことを言い表していたから、自分にとって納得のできる戒めだったから、この言葉どこかで使えそう、自分と同じだ・・・等々、理由は様々です。
もっと面白いのは昔のメモを見返してあの時の自分はこんなことに興味をもったのかと回顧することです。当時の自分の置かれた状況や心境を思い出しながら振り返ると面白さが二倍です。
約二年前のメモにはこんな事が記されておりました。
時間にも空間にもボーッとできる余裕がないと、良いアイデアなど生まれようがありません。凡百のビジネス書にはよく、「自分が何に向いているのか、自分は何をしたいのかをはっきりさせなさい」などと書かれています。それがわかったほうが、人生が効率的に回ると。自分の適性がわかっている人はそれでいいのですが、僕が見ている限り適性がわからない人のほうが実ははるかに多いのです。
引用:児童書「モモ」はデキる大人の心にこそ刺さる『東洋経済オンライン』
なぜこれをメモしたのかの理由は書いておりませんでしたが、立ち止まって自分を振り返る余裕の大事さを感じた事がありました。
常に何かに追い立てられて辛かった時、それでもいろんなことを考えなければいけないけれども考えが思い浮かばない、そんなことを気にしていた時だったかもしれません。
児童書の「モモ」は今流行りの仕事術とは一線を画す、あるいは逆を行くような示唆があります。長年読まれてきた作品には相応の深みがあって、今なお読み継がれる所以があります。
実はせっかちで○○しなければという思い込みが強い自分にとってはのんびり、じっくりで見つけられるものがあると別な視点で考える手がかりになります。
自分は十分に頑張ってきたじゃないか、いろんなことを考えて試行錯誤してきたじゃないかと自分を認める気持ちが湧いてくることもあります。
サン=テグジュペリの星の王子さまもそうですが大人になってから読むといろんな示唆が散りばめられているに気づき、作者がどんな思いを持って書いたのかまで思いを馳せるとさらに楽しめます。
こうやって昔のメモに楽しませてもらったり、時に助けられる事があります。
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