小さいハードルから
こんにちは。
『援助職のためのカウンセリング』の結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
今日は、こちらの投稿から。
最後に「新人」に携わったのは、ずいぶん前になりますが
意識したのは、こういうことだったと思います。
当たり前ですが、ソーシャルワーカーにもいろいろ性格があります。
臆病だったり、前のめりにいろいろ経験したいと思う人
あまり細かいことを気にしない人、対人関係を直ぐに築ける人...
自分には無い性質の人を見ると、ちょっと羨ましくも感じたり
似ている性質の人だと、ひとつひとつの反応に妙に共感できたり。
個人的には、慎重に進めようとする人が多かったと感じます。
僕はそれで良いと思います。
人の生活、意思決定、ひいては人生に関わるのだから
ちょっと臆病なくらいがちょうど良いと思います。
そんな人ほど、クライエントのことがよく見えていたりします。
時には鈍感力も必要だけれど
基本的な繊細さ、人の心を感じ取れる素養がないと難しい仕事です。
その上で「自信」を持ってもらうのは大事。
自分の感覚、思考を使って行動して、それが妥当な結果を生むと
体感できると、次も頑張ろうと思えます。
そう言えば、実習生が来た時
クライエントとの面接をしてもらう際には、こちら(指導者)で
慎重に相手を選びました。
失敗して学ぶのもありだけれど、基本的に初陣で失敗はしないほうが良いかな。
僕が慎重だから、そう思うのかもしれないけれど。
「何とか、やれたかも」
「やれた」という気持ちと共に、「もっとこうすれば」が見つかると最善。
やはり、一番低いハードルから徐々に、徐々にが得策かと。
こちらの「失敗談」も良いですよね。
「しくじり先生」的な教え方はユーモアもあって、悪い雰囲気にはなりません。
「こうすれば、上手くいく」の教え方も良いですが
「こうしたら、上手くいかなかった」という逆目線も、有効だと思います。
きっと、どの分野でも通じるやり方かもしれませんね。
新人、若手は将来を担う大事な人たちです。
新人を大事にできなくて、ましてやクライエントを大事にできるか。
そんなことをいつも思います。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。
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