汝自身を知れ
こんにちは。
題目にあるこの言葉はギリシャのアポロン神殿に刻まれていた言葉です。その意味は諸説ありますが「何よりもまず自己の無知を知る」や「自分自身をよく知ることが基本である」と言われております。
今回は特に後者の「自分自身をよく知ることが基本である」について言及します。わかるようでわからないのが自分です。相田みつをの言葉にもありますよね。自分が何を感じているか、何を考えているかさえも時にはわからなくなるものです。
「あなたはどうしたいのですか」
今まで人に尋ねながらも、実は自分が尋ねられて答えが難しい質問でもあります。それはこの質問が自己認識をしつつ、自己内の思考や感情が整理されていないときちんと答えられないからだと思います。
気づいていない自分、発した言葉としても心の中の言葉としても認識できていない言葉、そういったものが渦巻いているのが人間なのだと思います。だから人には対話をするという事が必要なのでしょうね。
話をしながら、カウンセラーは鏡となりながらクライエントを映して、クライエントはそこに気づきを得るのでしょう。一人ではしきれないことをカウンセラーとならばできる事があります。
きっとそれもカウンセリングの醍醐味でしょう。
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