本音の聞ける時間

こんばんは。
普段使いのミカタ・カウンセリング&支援者のミカタ・カウンセリング 中田雅也です。

本音と建前。
良いか、悪いかはともかくとして、日本人らしいやり取り。

はっきり言って欲しい時もあるけれど
はっきり言って欲しくない時もある。

そうこうしている内に、どっちが本音でどっちか建前なのかが分からなくなると、さあ大変。

役職に就いていた時分
僕は、ソーシャルワーカーの感覚そのままに、部下のみならず他職種との間において、指示より前の信頼関係の構築を第一に考えていたと思います。
意識していたと言うよりも、自然とそうしていた感じです。
だから、いわゆるリーダーシップの取り方も、サーバント型でした。

サーバント型とはこんな感じです。

画像引用:https://library.musubu.in/articles/42158#i-5

内向型の性格なので、支配型は自分には合わず、絶対に無理です。
それぞれに長所と短所があります。職場の特性、状況によって求められるものも変わってくると思います。

リーダーが部下の話を傾聴する、のは良いのですが、必ずしも本音を語ってくれるとは限りません。

通常の人間関係でも、本音と建前を読み違えると大変なことになりますが、リーダーシップにおいても同様です。

その上で、個人的に、比較的に本音が聞ける場面として以下が挙げられると思います。

  • 会議の後
  • 昼休み中
  • 終業後

①は、会議中に表立っては言えないけれど、終わってから、思っていることを話し出すのは定番の光景だったと思います。
これが、僕が属した組織に顕著だったのか、一般化できるのかは確証はありません。
ただ、会議終了後なので、心理的安全が確保されていると思って話すのだと思います。

②と③は、食事前後でくつろいでいる時、就業時間を迎えてホッとしている時、「そう言えば、あのことについて・・・」と意見をいただくことがしばしばありました。
落ち着く間があると、考えが整理されて、意見が出ることがあるようです。

あまり後から出過ぎると、それはそれで対処に困ります。
しかし、本音に近い意見が聞けることで、みんなの「アセスメント」ができて、方針通りに進めて良いか、修正したほうが良いのかが明確となることが多かったです。

多少、遠回りなやり取りですが、これが一番確実だったと思います。

部署、集団ごとに性質が異なるとは思いますが、どの場面だと部下の本音が聞けるかを押さえておくと、結構役に立つと思います。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
あなたのミカタ(味方となり、強みを再確認し、見方を再構成し、やり方を一緒に考える)となって、ソーシャルワーク&カウンセリングを駆使して、あなたの今ここからの歩みをお手伝いします。