ちょすな
はて、何の意味なのかと思うかも知れません。
僕は、「ちょすな」を、自分が生まれた地域以外で聞くと嬉しくなります。
「ちょすな」を紹介したSNS投稿がたくさん見られたそうな。
僕は山形県の庄内地方の出身で、庄内弁でも「ちょすな」と言います。
津軽でも「ちょすな」と言うのだと初めて知りました。
「ちょすな」は「触るな」の意味。
記事よると、「触るな」を、より優しく伝えたくて「ちょすな」と書いたとか。
「触るな」の言葉からは、確かに、ちょっと厳つい雰囲気があります。
「ちょすな」だと、僕の場合、生活場面のいろいろな所で遣うので、あまりきつい印象は確かにありません。
それよりも、庄内地域以外で「ちょすな」を聞くと嬉しくなります。
まさか、青森や他の地域でも使われているとは。
さながら、県外で同郷者と会うような、海外で日本人と会うような嬉しさ。
自分と共通した何かがあると、急に親しみが湧きます。
相手が方言を話していて、方言以外で返すとちょっと距離が生まれます。
方言で返されると、同じ「内」に属する者だと認識されます。
人は無意識に「内」と「外」を分けているかも知れません。
相手の懐に一気に入り込むのは、方言は有効ですね。
「ちょすな(触るな)」と言われて嬉しくなるという不思議な光景...。
ちなみにカウンセリング場面でも方言は有効で大事だと思います。ただ、知ったかぶりして、通じない時の心理的損失は大きいので、知らない方言の時は背伸びしないようにしております。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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