長く、大切に使う
一つの物を、長く大切に使う人を尊敬する。
長く使う以上は、そもそも多くを持たない。
長く使う一つだから、確かな眼を持って、選定するはずだ。
そして、大事に使う。
綻びがあれば、修理する。
機能性が失われないために、何度でも。
新しい他の物には目移りしない。
物の形ではなく、一つの物と自分との生活の機能性が重視されている。
ずっと長く自分と共に在る。
そのことに、その人の価値観が窺える。
一つの物に持ち主の価値観が宿り
持ち主は、一つの物を大切にする以上の崇高さを現す。
長く使われた物には、新しい物には備わっていない品格がある。
ありふれた一つの生活具のなかにも、品格を見出だせることがある。
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