時機に適った言葉
こんばんは。
新聞で、野茂英雄元投手が、ダルビッシュ有投手に語った言葉が紹介されておりました。
制球に苦しんでいた時期には、メンタル面での助言を受けた。「僕、2019年の最初の方に凄くいっぱいフォアボール出して、イップスみたいになって。去年の途中まで引きずっていたんですよ。試合に入るまでそこが不安で。そういうところをキャンプの時に『ストライクが入らないときにどう考えますか?』って言った時に、(野茂氏から)『そんなんしゃあないやん』って言われたのが印象的です。野茂さん本当に強いなと」と明かした。
「『仕方ない』って言えるのは、この世界ではすごく強いです。僕はそう考えられなかったので」と、大投手の割り切った考えた方に驚いたようだった。
Yahoo!ニュース
プロの世界で、死に物狂いの努力をして、戦っている者にこそ、響く言葉です。
もし、そうでは無い立場の人に言ったのであれば、この言葉が効力を発揮することはありません。
必死の者にこそ、敢えて「仕方ない」と伝えることで、新しい構え用が出来るのだと思います。
同じ人物に語ったにせよ、苦しんでいるその時でなければならなかった言葉。
その日、その時、その場面だからこそ、活きた言葉。
たくさんの苦難を経験してきた者だからこそ言える言葉。
敢えて、逆張りするような言葉の方が有効な場合もあることを知っているのでしょう。
突き抜けた経験は、その後の人生において、自分だけでなく、誰かをも支え得る力を秘めるようです。
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