負けるな
こんにちは。
中島みゆきの曲『ファイト』に
『闘う君の唄を闘わない奴等が笑うだろう』
という詞があります。
なぜ、戦わない者が戦う者の唄を笑うのだろう。
ずっと疑問でした。
そうしたら、あることに気づきました。
強くあろうとあがく者が一人でもいると
何もしない自分がみじめだもんな
みんな同じなら見えないのに
異質な者がいると浮かび上がってしまう
自分のみじめさが
だから追い出そうとして
それができないと分かると
嘲笑い下に見て線引きして隔てる
それでまた
自分を見ずにすむ
バガボンド(井上雄彦)
卑怯と言えば卑怯な行為です。
一方、笑われるのなら、むしろ突き抜けようとしている一歩手前にいるのかもしれません。
笑われる経験が、却って完成に導くこともあります。
不思議なものです。
どうやら、そういうことらしいので
安易に曲げてはいけないし、負けてはいけない。
そして、他でもなく
自分が自分を笑っていないでしょうか。
そうやって傷つくことから自分を無意識に守ろうとしているのかもしれません。
恐かったとしても、それでも前に進むのが勇気。
だから、やはり負けるなと言い続けるしかありません。