スポーツに見る心理的安全
こんにちは。
ちょっと前の記事で心理的安全に言及しました。
しばしば見るスポーツ系のサイトのNumberにてちょうど内容が載っているのを見つけました。ブラインドサッカー日本代表などでメンタルアドバイザーを務める、精神科医の方がメンタルケアに絡めてお話をしております。
『心理的安全性』という言葉があるのですが、メンバーが不安を感じることなく、安心して発言・行動できる状態で、それぞれが自分らしく働いている、自然体であることを指します。
話が終わったらボールを蹴ろう(Number)
漫画「鬼滅の刃」に絡めて説明していて面白いので興味がある方はご覧になってください。
チームスポーツでは特に大事だと思います。部活動において上級生が下級生に暴行を加えた事件が報道されることがあります。
こういった環境下では立場の低い下級生などはさぞかし萎縮してしまうことでしょう。
チームスポーツにおいて疎通は命と言っても過言ではありません。
これで良い結果が出るのかな、中の選手は辛いだろうなと聞くだけで悲しい気持ちになります。
話を変えて、サッカー日本代表です。
若い選手が積極的に自分の意見を言えるということは、現在の森保ジャパンでは“心理的安全性”が担保されている、あるいは、され始めたということだろう。チームビルディングは新たなステージに入ったと言える。
Jをめぐる冒険(Number)
サッカー日本代表の森保監督は優しい人柄で知られており、心理的安全を保障して選手から意見を言ってまとめるのは得意なのではないかなと個人的には思います。
過去のワールドカップで予選を勝ち抜いたチームとそうでないチームとの違いに何があるか。YouTube等で当時の選手たちの話を聞く限りにおいては「意思疎通」が十分であったか「一つになり切れたか」が大事なのだと思います。
城彰二元選手のちゃんねるもなかなか面白いです。こんなキャラクターだったのか〜と興味深かったです。それはさておき、ロシアW杯予選時の監督であったハリルホジッチについての言及がありました。
出場が決まった後に解任という極めて稀な結末を辿りましたが、当時の報道でも選手と監督が上手くいっていないと言われておりました。動画によると「独裁政権」「上手くいっていない」「選手を殴ったりとか」「選手との仲違い」とかなりすごいエピソードが語られております。
こんな状態でよく予選を抜けたものだなと思ってしまいます。
良い結果を出すにも、中でプレーする選手にとっても心理的安全を確保するのは当然だと思うのですが、さていかがなものでしょうか。
例えば会社において上司や同僚からの圧力が強かったら、ハラスメントの域に入っていきます。そんな状態では心がやられてしまいます。
会社等だけでなくても、家庭や地域・近隣との関係、学校の生活、いろいろなところでハラスメントは起こりうるので心理的安全以前にまっとうな秩序は不可欠です。
嫌な思いをして過ごすより、安全に伸び伸びと、喜び等を感じながら過ごすのが良いのは言うまでもありません。
安全に関する欲求が人にはあり、自己実現の階段を登る上で不可欠な基礎です。
口直しに最後にこの動画で笑ってください。真面目な話と、真面目な話を面白おかしく話す元選手たち。
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