昔のノート(二)
こんにちは。
昔使っていた仕事振り返りノートには心に留まった記事等の切り抜きを貼ったりしてあります。
ある切り抜き記事の題目は「無力感に耐える能力」です。
内容は、記事の筆者(医師)が「自分は無力感に弱い」と吐露するところから始まります。それは心のどこかに「役に立たなければ自分の存在は許されない気がしているのでしょう」と綴ります。
ある時、その筆者はある学びの場で「冷静に客観的に暖かく見守る訓練」を受けて、「自分自身も温かく見守れる」という感覚を見出だしたそうです。
「無力感に打ちひしがれる自分も温かく見守ると、どこからか力が湧いてきて、耐えようと思わずとも苦なく乗り越えさせてくれるような不思議さに駆られた」そうです。
要旨だけを抜粋するとこんな内容なのですが、自分も無力感に耐えるのが苦手で役に立てない自分を否定的に捉える傾向があります。ただ、自分の力が及ばない場面ややむを得ない状況は少なからずあります。むしろ自分が何か出来うると思い込みすぎるのは傲慢かも知れません。
温かく見守れば、何もできていなかったと感じるその場面にも、相応の意味があったと気付きます。
意味がないと思える状況にも意味を見出すことができ、その時はわからなくても後から繋がることもあります。
物語が繋がってくるとホッとします。だから、長い目で意味を感じられないと思う状況をも温かく見守ると良いのではないか。そんな風に思います。
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