支援者だって慰められたい
こんばんは。
支援者への支援(援助職のためのカウンセリング)の結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
あるクライアント(患者)が居たとして
誰もが彼らを真っ先に見るだろう。
それはきっと正しいこと。
同時に「クライアント(患者)を支えている近しい人」が
実は最も助けを必要としていたりする。
例えば要介護者の介護をする人。
例えば疾患を抱えている患者を支える家族。
「自分が支えなければ」
そう思って頑張っている人は多いですね。
支援者もそのことが分かっているから
クライアント(患者)を支える人を必ず気に掛ける。
自分が支えなければと思うほどに
自分の疲弊具合には気が付かなかったりする。
これもよくある話。
そして、支援者はどうだろうか。
支援者はプロなのだから
支えて当然、やれて当然。
そういう役割を期待されます。
けれど支援者も疲弊するのですよ。
無理していませんか?
「いやいや自分よりもクライアントを・・・」というかもしれませんね。
確かにそうなのですが
支援者が倒れたら元も子もありません。
支援者自身も自己管理を。
疲れたな〜っていう時はありますよね。
「支援者としてあまりお役に立てなかった」
こういう感情も結構辛かったりする。
あるいは「厳しい言葉を言われた傷つく」
これも激しい痛みを伴います。
厳しい言葉は役割期待への裏返しですが痛いものは痛い。
「誰かを失望させてしまった」
これも打たれたのとは違う独特の痛みがあります。
日々、グッと耐えておりませんか?
そのことに気付いてすらいないかもしれません。
でも、その感情はある時、心から溢れてくることがあります。
「よく頑張ったね」
「ありがとう」
「また、一緒に取り組もう」
「ゆっくり休んでね」
そんな些細な言葉に支援者自身も癒される。
だって、同じ言葉をクライアントに掛けているじゃないですか!
それが必要だと、有効だと
支援者自身が知っているからです。
支援者だって慰められたい。
決して、恥ずかしい感情ではないですよ。
時には心の荷を下ろしたり
傷んだ心を手当てしましょうね。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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