やれるようになるために何をするか
こんばんは。
『援助職のためのカウンセリング』の結い心理相談室(青森県八戸市)です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
本日はこちらの投稿を紹介します。
「欠落」とは、必要なものが欠けていること。
自分の中の必要なものが欠けている場合、それを埋めるのは自分自身でしかない、他人がやってくれるものではないと村上春樹氏は言っております。
まあ、その通りですよね。
欠けている「必要なもの」
仕事の能力に置き換えると、とても分かりやすいですね。
昔の僕の場合、人前で話す能力、研修講師を行う能力が、欠けていた必要なものに該当します。
「必要なもの」だから、それからは逃げられないのですよね。
誰かにその行為を一時的に代わってもらうことはできるけど、毎回は無理です。何より、その課題から逃げ回ることになるなら、それはとても良くないことです。
実施する能力が「欠けて」いる時、自分がどのくらい、何が足りないかを正確には理解できておりません。
だから、余計に「できない気持ち」が自分の中で増幅して、巨大な敵に思えてしまいます。
大事なのは、自分の力量のアセスメント。その上で、やろうとしている中身に対して、あと何が足りていないのかを正確に読むこと。
足りない箇所が具体的に特定されると、それだけで心が軽くなります。特定されれば、あとはしめたものです。
「やるためにはどうするか」
気持ちがそこまでに切り替われば、あとは前向きに励むことが出来ます。
「やりきる」と「質がどうか」はまた別の尺度です。最初から、高い質を求めると厳しいですが、自分の手応えとして「まずまずやれた」と思えて、ある程度の客観的評価が付いてくれば、それで十分だと思います。
欠けていた「必要なもの」が「埋められた」瞬間は、とても嬉しいものです。劣等感に感じていた気持ちも霧散します。
そのためにも、村上春樹氏が言われるように欠けたものを場所と大きさ認識するのが一番です。
言わば、自己分析。
己を知らずして、欠落の解消は起こり得ないと思います。
投稿者プロフィール
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青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
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