相談支援の醍醐味

こんばんは。

援助職のためのカウンセリング』の結い心理相談室(青森県八戸市)です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

本日はコチラの投稿をご紹介します。

アセスメントシート項目に沿って情報を収集しようとすると、尋問になってしまう・・・。

これは対人援助職のあるあるじゃないでしょうか!

一番良いのは、その人が話したいペースで、話したい内容を切り口に徐々に人物像を描いていくこと。

そのためにも、「雑談を交えながら」は大事。

「アイスブレイクの技術向上が必須」というのも頷けます。

援助者側が緊張したりすると、クライエントにもその緊張が伝わり、ぎこちない雰囲気になるのは、一度は誰でも経験したことがあるのではないかな。

雑談とアイスブレイクを学ぶのに良い教材は、接客の上手な人に学ぶのが良いと個人的には思います。雑談がすご〜く上手な人っておりますよね。熟練の理美容師さんだったり、飲食店の方だったり。

その彼らが最初の一言は何から始まっているか、二の句は何かをよ〜く観察してみると意外と面白いものです。

理学療法士や作業療法士も、雑談しているようでさりげなく大事な情報を収集していたりするものです。

「その人の人生観や価値観」

こういったものは目には見えませんから、会話を通して、過去の出来事を尋ねたりしながら、何を好むのか、何を嫌うのかを知り、詳らかにしていきます。

大事なものは目には見えません。

しかし、大事にしているものは、自ずと表に、言葉となって、行いとなって現れてくるものです。

相談支援とは、意思決定を支援していくことでもあります。

その人の新たな文脈(物語)を紡いでいくわけですから、これまでの文脈(物語)を知らずして、書き足すことなどできませんよね。

「今」しか見ないで、無理に文脈(物語)を書き足しても、これまでと矛盾があったら、違和感が生まれるのは避けられません。

「それを磨く機会は日常にこそある」

これもそのとおりで、日々、クライエントと接して、「あなたのことをもっと教えてください」と純粋な好奇心を持っていれば、必ずやクライエントは教えてくれるでしょう。

なぜならば、自分に肯定的関心を寄せてくれる人を人は拒まないからです。

その積み重ねが、良き相談支援として結実していくのも必然でしょう。

大変な仕事ではありますが、そういった日々のことに楽しさとやりがいを感じることも忘れずにいたいものですね。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市・階上町を中心にカウンセラーとして活動しています。また、電話・オンラインカウンセリングもご利用いただけます。
普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と援助職のためのカウンセリングをご提供しております。

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