継続の足跡
こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
個人事業をしていて身に染みることがあります。
その中身をこの投稿が的確に表しております。
もし、サラリーマンを続けていたら
役職に就いて、まずまず経験も積んで
周りからもそれなりに扱われて
落ち着いていたかもしれない。
しかし、一歩、組織から飛び出せば裸一貫。
自分の力で必死に生きていくことの意味と大切さを感じております。
この大変さも含めて、生きていることの実感だったりする。
この年になって、社会人初期のことを思い出します。
最初はできなくて当たり前。
できると思うからへこたれる。
そんなのはエゴでしかない。
すべてそのとおりだ。
新社会人だった時、必死過ぎてそんなことを考える余裕もなかった。
しかし、今の年齢で、挑戦者となって
この意味を噛み締められる。
僕も、あるいは世の中の人々も
「成功物語」ばかりを欲していると思う。
悪戦苦闘をしないはずもなく
しかし、地味で面白くもない物語を僕も人も避けたりする。
そこが結構、自分を形作る上で最も大事なのだけれど、あまり顧みられない。
20代の頃
たくさん失敗を重ねて
もう失敗したくないから
必死に物事を覚えて
実践に改良を重ね続けた。
やめなければ上手くなる。
確かにそのとおりだった。
そして、今もそうだ。
かつて知っていたはずなのに、ずっと忘れていたことを思い出し、自分の中の引き出しから取り出す。
もう忘れないように。
考えるのは大変。
本当は毎日、作業だけを延々と続けるのが楽だ。
作業量はそれなりに多いから
正直、やった気分にもなれる。
だけど、それだとあまり変化は期待できない。
たくさんの仮説を立てて
ひたすらためし続ける。
そのための情報収集と情報の吟味は欠かせない。
頭が疲労して、これ以上考えられないと思う所まで考え尽くす。
どこに有るか分からない正解(最適解)を導き出すために。
もしサラリーマンを続けて、経営幹部を続けていたら
こういったことをやっていたかもしれない。
まさか、途中で終わったあの作業の続きをすることになるとは思いもよらなかったけれど、これで「やり残し感」はすべて消え去りました。
結局、これまでも、今も、すべては自分の継続によって成り立っている。
すべてが自分の財産だ。
きっとこれからも、そうして道を切り開いていくだろうとの自分への信頼感があります。
当たり前過ぎて、あまり顧みられないけど、最適解を見出すための工夫を伴った「継続」には驚くほどの力がある。
人はどうしても「今」しか見れなかったりするけど、長い目で見ると壮大な光景を作っていたりする。
まるで木の成長のように。
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