比喩的
こんにちは。
日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室です。
数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。
カウンセリングで
僕(カウンセラー)が、クライエントさん(ご利用者)に質問を投げかける。
すぐに言葉が出てこないことはしばしば。
カウンセリングを初めて受ける方には、そんなものだと、おおらかに受け止めて欲しい。
実際、言語化するのは
とても難しい作業だから、仕方がないことなのです。
それでも、心の中にあることを
どんな言葉で表現するか、表出することに意味があるのです。
自分が逆の立場になると
自分がこんなにも、語彙力がないのかと落ち込んでしまうことがあります。
いやいや、そもそも難しいことに挑んでいるのですよ。
だから、すぐに言葉が出てこなくても大丈夫。
言語化は難しい話の延長で
最近、僕が感じた感覚について少し触れます。
それは
底が抜けた感覚、です。
水瓶の底にヒビが入って
水が漏れていく状況を想像してください。
どんなに水を加えても
満ちることなく、水が減っていく。
楽しいことをしても
いつもは満たされることをしていても
何だか味気なさや不安があって、もやもやする。
心が満ちていたり、安心できている時は
心の水瓶は8割型、満たされている。
それが減っていくのだから
あまり良い状態ではない。
問題は
どこにヒビがあって、何故ヒビ割れたのかが分からないこと。
そして、どうやったらこのヒビ割れが直るのか、直し方も分からない。
こんな感覚は
過去にも味わったことがあるような気もする。
そんな時は、どうやって直しただろうか。
特に何もしないで直ったような気もするが
何もしなかった訳ではない気もする。
すべて比喩なのですが
こんな風にしか伝えられないことがあります。
僕は、こんなふうにでも表現できれば
十分ではないかな、と思ってしまいます。
何故なら
具体的な原因や対象が特定できないから、です。
そして、必ずしも原因がわからなくても
直し方が分かれば、大丈夫だったりします。
自分の状態を、心の状態を
少しでも説明できると、外在化が始まるので
結構、落ち着いたりします。
そう、既に解決は始まっている。
ちなみに、今朝になったら
何故か直っておりました。
僕が何かをしたのかもしれないし、そうではないかもしれない。
「それじゃ、困る」のではなく
自ずと直せた自分の力を今後も信じたい。
事の実態は分からなくても
比喩を基に、解決を考えれば
それでも良い方向に向かうのだと思います。
よろしければご覧ください。
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