介護者の精神的余裕の大切さ

こんばんは。

日常の悩み事「普段段使い」のカウンセリングの結い心理相談室(青森県八戸市)です。

数多いサイトの中から、当事業所の記事をご覧いただきありがとうございます。

私事ですが実は今
『介護』を経験しております。

介護の仕事をしていると言う訳ではなく
家族の介護をしております。

離れて住んでいる身内が介護をしているのは
これまで何回かあったのですが

今回は、紛れもなく同居家族。
しかも、自分が当事者です。

これまではずっと支援する側でしたが
今回は要介護者家族です。

支援している時は客観的に見れても
当事者になると「無理」ですね。

率直に言って疲れます。

疲れないようにと頭では分かっても
動かない訳にはいかないジレンマ。

一日で急に疲れるのではないのです。
積もり積もって疲れてくるのです。

そして、ちょっと恐い本音ですが
介護者の心の余裕が無いと「優しく」はなれない・・・。

当たり前ですが
『余裕を無くした人間』ほど恐いものはありません。

普段の自分じゃいられなくなる。
冷たくもなるし、イラっともするし。

『そんな自分じゃいけない』と思いながらも
そうやって脆いのもまた人間であると実感します。

無理はしない。
これをどう現実に具体化するかですね。

自分こそ助けが必要。
力を貸してくれ。

これを声を大にして言うのは大事。

なるべく楽することも
極力、効率化を図るのも大事。

無理なことは最初からしないのも大事。
よく頑張ってるよと自分にも家族にもいうのは大事。

環境と状況によって
人は優しくもなるし、恐くもなる。

これは他の事を通じて、自分が経験してきた事。
きっと介護者にとってもそうなのではないかな。

自分を保っていられる余裕をどう作るか。
難しいけれどこれに懸かっていると思うこの頃です。

投稿者プロフィール

中田 雅也
中田 雅也結い心理相談室
青森県八戸市を拠点に普段使いのカウンセリング(日常の悩み事)と支援者への支援(援助職のためのカウンセリング)をご提供しております。

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